East Almanac
日本語

64. 火水未濟 (未济)

第4爻

この爻が動けば に変じる 4. 山水蒙 (蒙)
九四:貞にして吉、悔い亡ぶ。震いて用て鬼方を伐つ、三年にして大国に賞せらるること有り。

現代解釈

未済の九四は、長きにわたる試練を乗り越えて険難を脱し、正道を貫くことで悔いを消し去る転換点です。粘り強い奮闘の末に確固たる成果を上げ、周囲や上層部から高い評価を得る時期を迎えます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 64 未济 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/64/4

易の占い

坎の険を脱して上卦の離明に入った九四は、陰位にありながら剛健な意志を宿し、初六と呼応しています。爻辞に記された「震いて鬼方を伐ち、三年にして大国に賞あり」という記述は、長期に及ぶ困難な課題を克服して大いなる成果を勝ち取る姿を象徴します。小象伝も「志行われるなり」と称賛し、之卦の山水蒙が示すように迷いを払って着実に道を切り開く段階に入ったことを示しています。これまでの忍耐と地道な努力が正当に実を結び、報われる兆しです。

仕事・キャリア

長期にわたる過酷なプロジェクトや組織の課題解決において、ようやく最も困難な山場を越えて光明が見えてきます。易の教えが説くように、初心を貫いて最後まで業務を完遂すれば、上層部や組織全体からの確固たる信任と正当な評価が得られます。これまでの苦労で培った実力と実績が、今後の飛躍を支える強固な土台となるでしょう。最後まで気を緩めずにやり遂げることで、確かな名誉と評価を手にできます。

恋愛・対人

すれ違いや遠距離、現実的な試練を共に乗り越えてきた関係性において、互いの絆が確固たるものとして証明される時期です。伝統的な解釈では、長い時間をかけた誠実な向き合い方が実を結び、過去の不安や後悔が解消されるとされます。困難を分かち合ってきた二人の関係はより一段と深まり、周囲からも温かく祝福される未来が開けます。苦難を共に耐え抜いた経験が、揺るぎない深い愛へと昇華します。

金運

これまで長い時間をかけて育成してきた事業や地道な資産形成が、ようやく実りの季節へと移行します。古典の象徴が示す通り、長期的な視点で誠実に継続してきた戦略が、確かな利益と安定した基盤をもたらす段階に入ります。短期的な迷いに惑わされず、当初の健全な基本方針を守り抜く姿勢が最大の成果を生む鍵です。長期的な忍耐が報われ、手堅い収益と安心感がもたらされます。

参考資料

原文

小象伝

貞にして吉、悔い亡ぶとは、志行わるるなり。

古典注釈

伊川易伝爻辞

九四は陽剛にして大臣の位に居り、上に虚中明順の主あり、またすでに険を出づ。未済も已に過半を過ぎ、済す可きの道あり。天下の艱難を済すは、剛健の才にあらざればあたわず。九は陽といえども四に居る、故に貞固なれば吉にして悔い亡ぶと戒む。貞ならざれば済すあたわず悔いある者なり。震動の極みなり。古の人、力を用うること甚だしき者は鬼方を伐つなり、故にもって義となす。力を勤めて遠く伐ち、三年に至りてしかるのちに成功し、大国の賞を行う。必ずかくのごとくにして乃ち済すべし。天下を済すの道は、当に貞固かくのごとくなるべし。四は柔に居るが故にこの戒めを設く。

伊川易伝小象伝

四のごとき才は時と合し、加えて貞固なれば、その志を行い吉にして悔い亡ぶ。鬼方の伐は、貞の至りなり。

周易注爻辞

未済の時に処して険難の上に出で、文明の初めに居り、剛質を体とし、もって至尊に近づく。その位に履まざるといえども、志は正にあり、吉にして悔い亡ぶ。その志は行わるるを得て、その威を禁ずるなし、故に「震いて用て鬼方を伐つ」というなり。「鬼方を伐つ」とは、興衰の征なり。故に興衰に至るごとに義を取る。文明の初めに処し、始めて難を出づるも、その徳いまだ盛んならず、故に「三年」というなり。五は尊に居りて柔をもってし、文明の盛んを体とし、物の功を奪わざる者なり、故に大国をもってこれに賞するなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、未済の時に居りて履みてその位を失う、悔いとなる所以なり。ただ険難の外に出で、文明の初めに居り、剛健の質をもって至尊に接近し、志はその正を行う。正なれば貞吉にして悔い亡ぶ、故に貞吉悔亡という。正志すでに行われ、その威を禁ずるなし、故に威怒を震発し、用て鬼方を伐つなり。しかれども文明の初めに処し、始めて険を出づるも、その徳いまだ盛んならずして即時に勝つことあたわず、故に「三年」というなり。五は順柔文明をもって尊位に居り、物の功を奪わず。九四は克ちて還らば、必ず百里の大国の賞を得ん、故に「大国に賞あり」というなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「志行わる」とは、九四が失位にして「貞吉悔亡」を得る者を釈す。その正志が行わるるを得て、終には吉なるをもっての故なり。

出典