三命通会巻一・釈六十甲子性質吉凶(断語+詳論)
己丑の火は電光であり、水および春夏を喜び、得地すれば晦(暗)くなる。華蓋、大敗、飛刃、曲脚、闕字を帯びる。
己丑の土は天乙貴人となり、己未の土は太常福神となり、百煞の凶を解く。これを得た者は横財の喜びに用いるべし。戊辰は勾陳となり、戊戌は天空となり、土の神は遷変改変が多く、外藩を統率して辺防に出鎮し、平常に安住しない。丁巳は蛇の神であり、凶は凶として用い、吉は吉として受け、熒惑(惑乱)の憂い多く道化の性情あり。丙午は朱雀の神であり、陽明の体に応じ、文詞は華麗なり。甲寅は青竜の神であり、広く施して衆人を救い、四方の利を得る。乙卯は六合の神であり、発生成長と栄華を司り、穏やかで柔順なり。壬子は天後の神であり、陰徳と天徳を司り、容姿麗しく権勢多し。癸亥は玄武の神であり、陰陽の窮まりにして潜伏の気を持ち、下に随いて流るるがごとし。大智ありといえども軒昂超遠の士にはあらず、順なれば安平、逆なれば奸宄となる。庚申は白虎の神であり、武に利して文に利あらず、道を抱いて孤高に聳える性を有し、内は善にして外は厳格、外見は厳しくとも内心は柔軟、仁義ありて幽僻を好む。辛酉は太陰の神であり、粛殺の気を懐き、清白の風を有し、文章利口にして不世出の才となる。しかしいずれも親疎・休旺により巡り合う者の情性や禍福を定めるのである。