周易本義卦辞
晉は進むなり。康侯とは国を安んずる侯なり。錫(たま)う馬繁庶にして昼日三たび接すとは、多く大賜を受け、明らかに親礼を被るを言うなり。蓋し其の卦たるや、上は離、下は坤にして、日地上に出ずるの象あり。順にして大明の徳に麗(つ)く。又その変は観自(よ)り来たり、六四の柔が進みて上行し以て五に至るとなす。占う者この三者有らば、則ち亦当にこの寵有るべし。卦の名義を釈す。
それぞれの暦日は一つの卦に決定論的に対応します——文王卦の順で64日を一巡する連続輪転によるものです。占わず、乱数もありません。
晋:康侯用て馬を錫うこと蕃庶にして、昼日に三たび接す。
火地晋は、大地の上に昇る旭日の象であり、柔順な徳をもって大いなる光明に従う前進の卦です。内面の誠実さと外的な明知が調和し、実力を正当に評価されて栄誉を得る上昇気流を示します。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Daily hexagram 2026-07-08: #35 火地晉. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/daily-hexagram/2026-07-08/
命式に晋の象が通底する場合、内面の柔順な蓄積と外面の明晰な知性が結びつき、目上の引き立てを受けやすい運勢が形成されます。地道な努力が正当に評価され、社会的な信用が順調に高まりやすい構造です。基礎を固めつつ自分の強みを素直に発揮することで、着実な上昇軌道に乗ることができます。
ホロスコープにおける社会的頂点や可視化のハウスに光が注がれ、個人の才能が広く世間に認められやすい星回りです。時代の潮流や大きな組織の流れに逆らわず順応することで、周囲からの強力なバックアップを得られます。主流の追い風を謙虚に受け入れることで、無理なく大きな成果へと到達できるでしょう。
坤が下にあり離が上にある火地晋は、地上に太陽が昇り四方をあまねく照らす姿を映し出しています。彖伝に「順にして大明に麗く」とあり、大象伝が「自ら明徳を昭らかにす」と説くように、康侯が恩寵を賜る典故の通り公明正大な進展を示します。穏やかな謙虚さを保ちつつ己の分義を尽くせば、前途はおのずと明るく開かれます。
これまでの地道な下積みが幹部や重要顧客の目に留まり、抜擢や表彰の好機が巡ってくる時期です。報告や連絡を明瞭に行い、周囲への配慮を怠らなければ、組織内での連携も極めて円滑に進みます。成果を誠実に提示して期待に応えることで、周囲の力強い後押しを得てステップアップできるでしょう。
正財の運気が非常に明瞭であり、過去の堅実な積み重ねが昇給や賞与、正当な報酬となって実を結ぶ流れにあります。透明性の高い取引と誠実な対応を保つことで、資金の巡りも健全に保たれます。本業にしっかりと軸足を置いて信用を高めることが、長期的な財運の拡大につながります。
互いに隠し事のない明るく温かな交流が生まれ、家族や周囲の目上からも快く祝福される良好な関係が築けます。シングルの場合も、公の場や知人の紹介を通じて、品格ある良縁と出会いやすい好機です。自然体で率直な誠意を伝えることが、揺るぎない絆を育む鍵となります。
朝日のように生命力と気血の巡りが活性化し、意欲に満ちた健やかな状態を保ちやすい運気です。ただし、活動量が増加することによって心火が過剰になり、休息不足を招く傾向には配慮が必要です。規則正しい生活習慣で適度にクールダウンを心がければ、充実した活力を維持できます。
視野が一気に広がり、優れた先達の知見を素直に吸収することで飛躍的な精神的成長を遂げられる段階です。古典が説くように、自らの徳を磨いて澄んだ心で生きることが自身の器をさらに広げます。謙虚に学び続ける姿勢を崩さなければ、内に秘めた可能性が大きく花開くでしょう。
一方が包容力をもって支え、もう一方が明るく導くという見事な調和が成立し、互いを引き立て合える相性です。お互いの長所を素直に認め合えるため、協力関係でも私的な間柄でも安心感が続きます。互いへの敬意を忘れずに歩幅を合わせることで、長く心強いパートナーシップが保たれます。
人生の展望が明るく開け、社会的な地位や周囲の信頼が段階的に向上していく発展期に該当します。追い風の時こそ傲慢さを排し、正道を歩み続ける倫理観が長期的な基盤を築く上で不可欠です。時代の要請に応えながら誠実に歩みを進めれば、確固たる成果を残すことができます。
年間を通じて昇進や資格取得、名誉の獲得など、社会的評価に関する明確な飛躍が期待できる一年です。周囲の引き立てや有力者の支援を受けやすいため、目標に向かって迷わず行動することが吉を呼びます。日々の務めを怠らず着実に取り組むことで、期待以上の成果と信頼を手にできるでしょう。
名前に晋の象意が宿る場合、明るく公明正大な人柄と他者を受け入れる柔軟性を兼ね備え、人望を集めやすい気質となります。明徳を顕彰し順調に発展する意味合いは、周囲からの援助を自然と引き寄せる力となります。穏やかさと聡明さを大切にする生き方が、生涯を通じて安定した道を開きます。
就任式や契約の締結、表彰の催し、目上への挨拶などに適した日であり、朝日が昇るような清々しい順調さをもたらします。周囲の賛同を得やすく、公明正大な意図をもって物事を進めるのに最適なタイミングです。この日を選んで新たな一歩を踏み出すことで、明るい滑り出しが期待できます。
住まいや執務空間の日当たりを確保し、南および南西の方角の通気を整えることで、家運の向上が促されます。薄暗い隅を整理して明るい照明や清潔な装飾を取り入れると、空間全体の気の巡りが劇的に良くなります。住環境を明るく整えて良好な動線を保つことが、絶え間ない活力と福徳を呼び込みます。
晋は進むなり。明、地上に出で、順にして大明に麗き、柔進みて上行す。是を以て康侯用て馬を錫うこと蕃庶にして、昼日に三たび接するなり。
明、地上に出づるは晋なり。君子以て自ら明徳を昭らかにす。
周易本義卦辞
晉は進むなり。康侯とは国を安んずる侯なり。錫(たま)う馬繁庶にして昼日三たび接すとは、多く大賜を受け、明らかに親礼を被るを言うなり。蓋し其の卦たるや、上は離、下は坤にして、日地上に出ずるの象あり。順にして大明の徳に麗(つ)く。又その変は観自(よ)り来たり、六四の柔が進みて上行し以て五に至るとなす。占う者この三者有らば、則ち亦当にこの寵有るべし。卦の名義を釈す。
周易本義彖伝
上行の上は時掌の反(じょう)。
卦象・卦徳・卦変を以て卦辞を釈す。
周易本義大象伝
昭はこれを明らかにするなり。
伊川易伝卦辞
晉は序卦に「物は以て終(つい)に壮なるべからず、故にこれを受くるに晉を以てす。晉とは進むなり」と。物に壮にして終止するの理は無く、既に盛壮なれば則ち必ず進む。晉の大壮を継ぐ所以なり。卦たる離坤の上に在り、明地上に出ずるなり。日地に出でて昇りて益々明らかなり、故に晉となす。晉は進みて光明盛大の意なり。凡そ物漸く盛んなるを進となす、故に彖に「晉は進むなり」と云う。卦に徳有る者あり、徳無き者あり、其の宜しきに随うなり。乾坤の外に元亨と云う者は固有なり、利貞と云う者は足らざる所にして以て功有るべきなり。不同有る者は革・漸これなり。卦に随いて見るべし。晉の盛んにして徳無き者は、用いて有ること無きなり。晉の明盛なるが故に更に亨と言わず、大明に順えば正を戒むるを用いざるなり。
晉は進盛の時たり。大明上に在りて下体順附す、諸侯が王を承(う)くるの象なり。故に康侯となす。康侯とは治安の侯なり。上の大明にして能く徳を同じうして以て順附する治安の侯なり。故に其の数々馬を錫うこと衆多なるを受くるなり。車馬は重賜なり。蕃庶は衆多なり。唯だ錫与の厚きのみならず、又親礼せられ昼日の間に三接に至る、遇の至りを言うなり。晉は進盛の時、上は明らかに下は順にして君臣相得たり。上に在りて言えば則ち明盛に進み、臣に在りて言えば則ち高顕に進昇して其の光寵を受くるなり。彖に曰く、晉は進むなりと。
伊川易伝彖伝
晉は進むなり。明進みて盛んなるなり。明地より出でて益々進みて盛んなり、故に晉となす。これを進と謂わざる所以の者は、進は前進にして明盛の義を包む能わざればなり。明地上に出ずとは、離が坤の上に在るなり。坤は離に麗き、順を以て大明に麗く、順徳の臣が大明の君に上附するなり。柔進みて上行す。凡そ卦の離上に在る者は、柔君位に居るに多く「柔進みて上行す」と云う。火雷噬嗑・睽・火風鼎これなり。六五は柔を以て君位に居り、明らかにして順麗たり、能く下を待し寵遇親密なるの義となす。是を以て「康侯用て馬を錫うこと蕃庶にして昼日三接す」となすなり。大明の君は天下を安んずる者なり。諸侯能く天子の明徳に順附するは、是れ民を康(やす)んじ国を安んずる侯なり、故にこれを康侯と謂う。是を以て錫を享けて親礼を見、昼日の間に天子に三接見せらるるなり。公卿と言わずして侯と言うは、天子は上に治むる者なり、諸侯は下に治むる者なり。下に在りて大明の君に順附するは、諸侯の象なり。
伊川易伝大象伝
昭はこれを明らかにするなり。伝に「徳を昭(あきら)かにし違(たが)いを塞ぎ、其の度を昭かにす」と曰えり。君子明地上に出でて益々明盛なるの象を観て、以て自ら其の明徳を昭かにす。蔽を去り知を致すは、明徳を己に昭かにするなり。明徳を天下に明らかにするは、明徳を外に昭かにするなり。明徳を明らかにすることは己に在り、故に「自ら昭かにす」と云う。
周易注彖伝
凡そ「上行す」と言う者は、貴きに在る所以なり。康は美の名なり。順にして以て明を著すは、臣の道なり。「柔進みて上行す」とは、物の与(くみ)する所なり。故に馬を錫わること蕃庶なるを得たり。「訟にして服を受く」を以てすれば、則ち「終朝に三たび褫(うば)わる」。柔進みて寵を受くれば、則ち「一昼に三接す」なり。
周易注大象伝
順を以て明を著すは、自ら顕(あらわ)すの道なり。
周易正義卦辞
正義に曰く、「晉」とは卦名なり。「晉」の義たる、進長の名の謂いなり。此の卦は臣の昇進を明らかにす、故にこれを「晉」と謂う。「康」とは美の名なり。「侯」とは昇進の臣を謂うなり。臣既に柔進し、天子これを美(ほ)めて車馬を賜うこと蕃多にして衆庶なり、故に「康侯用て馬を錫うこと蕃庶なり」と曰うなり。「昼日三接す」とは、言(ここ)に惟(ただ)蒙る賜の蕃多なるのみならず、又た親寵せらること頻数にして、一昼の間に三度接見せらるるを言うなり。
周易正義彖伝
「彖に曰く晉は進むなり」より「進みて上行す」に至る。
正義に曰く、「晉は進むなり」とは、今を以て古を釈す。古の「晉」の字は即ち進長を以て義となすが、後世曉らざるを恐れ、故に「進」を以てこれを釈す。「明地上に出ず」とは、此れ二体について「晉」の名を得るを釈すなり。離上坤下なる故に「明地上に出ず」と言う。明既に地を出でて漸く進長に就く、所以に「晉」となす。「順にして大明に麗き柔進みて上行す」とは、此れ二体の義及び六五の爻について、「康侯用て馬を錫う」已下を釈するなり。「坤」は順なり、「離」は麗なり。又た明坤能く順従して大明に麗著することを為し、六五は柔を以て進みて貴位に上行す、順にして明を著す臣の美道なり。「柔進みて上行す」とは、君上の与(ゆる)す所なり。故に厚賜を得て親寵を被るなり。
「是を以て康侯」より「三接するなり」に至る。
正義に曰く、釈し訖(おわ)りて経を挙げて以て君寵の意を結ぶなり。
注の「康は美の名なり」より「一昼に三接す」に至る。
正義に曰く、此れを挙げて対釈する者は、蓋し訟には終朝と言い、晉には一昼と言う、倶に一日を尽くさず、黜陟の速やかなるを明らかにし、懲勧を示す所以なり。
周易正義大象伝
「象に曰く」より「以て明徳を昭かにす」に至る。
正義に曰く、「自ら明徳を昭かにす」とは、昭も亦た明なり、自ら其の徳を顕明にするを謂うなり。周氏等は「照」となして自ら己が身を照らすと為す。『老子』に曰く「自ら知る者は明なり」と。明を用いて以て自ら照らすを明徳となす。案ずるに、王注に此れ「順を以て明を著す自ら顕すの道」とす。又た此の卦は明夷と正反対なり。『明夷・象』に「君子以て衆に臨み晦を用いて明らかなり」と云う。王注の彼れに「衆に臨みて明らかに顕るれば、百姓を蔽偽す」「明を内に蔵して乃ち明を得るなり」と云う。此の二注に准ずれば、王注の意は此れを以て自ら明徳を顕すとなすこと明らかなり。昭の字は宜しく昭(しょう)、之遙の反とすべし。周氏等の照(しょう)、之召の反となすは、注の旨に非ざるなり。