伊川易伝爻辞
三は文明の極みに処し、二と四の二陰と間処して相賁り、賁の盛んなる者である。ゆえに「賁如」という。「如」は辞の助けである。賁飾の盛んなるは光彩潤沢である。ゆえに「濡如」という。光彩の盛んなればすなわち潤沢がある。『詩経』に「麀鹿濯濯たり」というが如し。「永貞なれば吉」とは、三は二・四と正応ならざるに、相比して相賁るを成す。ゆえに常に永く貞正なるべしと戒めるのである。賁とは飾ることである。賁飾の事は常に保つことが難しい。ゆえに永貞なれば吉である。三は四と相賁り、また下は二に比す。二柔が一剛を文にし、上下交わりて賁るは、賁の盛んなるものである。