周易本義爻辞
中順を以て尊に居り、復の時に当たる。敦復の象にして、悔い無きの道なり。
第5爻
六五:敦く復る。悔いなし。
「復」の六五は尊位にあって坤の中庸を保ち、誠実で重厚な自己省察を通じて正道に立ち戻る姿を表します。伝統的な解釈では、内なる良心に照らして謙虚に自らを省みることが後悔を未然に防ぎ、厚みのある徳を成すとされます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 24 复 — 第5爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/24/5
六五は上位にありながら柔順な中庸を保ち、権威におごることなく誠実に自らの言動を正す美徳を備えています。古典的伝統では「敦復」を厚い誠意による回帰と解釈し、小象伝が「中を以て自ら考うるなり」と示すように、内面的な自省を深めることで後悔の原因を自然と解消します。変卦は屯となり、新たな秩序はこのような誠実で着実な基盤の上に緩やかに生じていくことを示唆しています。要するに、自らを謙虚に振り返り、誠実で寛容な姿勢を保ち続けることで、わだかまりなく円満な結果へと導かれます。
管理職やプロジェクトのまとめ役として、他者に責任を押し付けず自らの配慮や指示のあり方を振り返る度量が周囲を惹きつけます。過ちや課題が見つかった際には素直に受け止めて改善を進めることで、組織内の結束力と長期的な信頼が強固になります。要するに、立場に甘んじず謙虚に自らの役割を見つめ直す誠実さが、周囲の確かな協力を引き出します。
互いの欠点や過去の行き違いを寛大に包み込み、温かな思いやりをもって関係を育んでいける穏やかな時期です。自分の非を素直に認めて相手を気遣う誠実な姿勢が、わだかまりを溶かし深い安心感をもたらします。要するに、相手を責めるよりまず自らの優しさを差し出すことで、盤石で温かい信頼関係が築かれます。
見栄や派手な投資を慎み、地道な蓄財や堅実な家計管理によって財務基盤を固めるのに適した局面です。伝統的見解では、分をわきまえた実直な管理こそが後々の悔いをなくす要であり、無理な拡大より手元の保全を重んじることが推奨されます。要するに、目先の華やかさに惑わされず、堅実かつ誠実に蓄えを守り育てることが将来のゆとりを生みます。
敦く復りて悔いなしとは、中を以て自ら考むるなり。
周易本義爻辞
中順を以て尊に居り、復の時に当たる。敦復の象にして、悔い無きの道なり。
周易本義小象伝
考は成なり。
伊川易伝爻辞
六五は中順の徳を以て君位に処り、能く善に復るに敦篤なる者なり、故に悔い無し。本は善なりと雖も戒め亦た其の中に在り。陽復方に微なるの時、柔を以て尊に居り下復助け無し、未だ亨吉を致す能わざるなり。能く悔い無きのみ。
伊川易伝小象伝
中道を以て自ら成すなり。五は陰を以て尊に居り、中に処りて体は順、能くその志を敦篤にし中道を以て自ら成せば、則ち以て悔い無かるべし。自ら成すとは、その中順の徳を成すを謂うなり。
周易注爻辞
厚きに居りて中を履む。厚きに居れば則ち怨み無く、中を履めば則ち以て自ら考(な)すべし。「休復」の吉に及ぶに足らずと雖も、厚きを守りて以て復れば、悔い免るべきなり。
周易正義爻辞
正義に曰く、「敦復悔い無し」とは、坤の中の処るは、是れ復に敦厚なるなり、故に「敦復」と云う。既に能く中を履み、また能く自ら考成してその行いをなす。既に敦厚に居れば物に怨みらるること無く、六二の「休復」に及ばずと雖も、猶お悔吝を免るるを得、故に「無悔」と云うなり。
周易正義小象伝
正義に曰く、「無悔」の義を釈す。その中に処り、能く自らその身を考成するを以て、故に「無悔」なり。