周易本義爻辞
四は群陰の中に処りて独り初と応ず。衆と倶に行きて独り能く善に従うの象。この時に当たりては陽気甚だ微にして、未だ以て為す有るに足らず、故に吉と言わず。然れども理の当然にして、吉凶は論ずる所に非ざるなり。董子曰く、「仁人はその誼を正しくしてその利を謀らず、その道を明らかにしてその功を計らず」と。剥の六三および此の爻においてこれを見る。
第4爻
六四:中行にして独り復る。
「復」の六四は陰位に正しく居り、群がる陰のなかにありながらも唯一初九の陽と正しく応じ合っています。伝統的な解釈では、周囲に流されることなく自らの良識に従って正道へと単身立ち返る「中行独復」の気骨を伝えています。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 24 复 — 第4爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/24/4
六四は上卦の初めで正位を得ており、同調圧力の強い環境に身を置きつつも初九の光明と心を通わせています。易学の伝統では「中行独復、以て道に従うなり」と述べ、多数派の怠惰や慣習に埋没せず、主体的な判断で正しい道を選ぶ孤高の姿勢が高く評価されます。変卦は震であり、柔静の中に果断に立ち返る内なる動力が秘められていることを示しています。要するに、周囲に引きずられることなく自らの信念を貫いて正しきに戻ることで、確固たる道が開かれます。
組織やグループ内で現状維持や安易な妥協が蔓延している中でも、高い倫理観と専門性を保ち続ける姿勢が求められます。一時的には周囲から浮いて見えることがあっても、真に力のあるリーダーや本質を見抜く層からは確かな信頼を獲得できるでしょう。要するに、場の空気に安易に同調せず、本質的な成果とルールに忠実であり続けることが最大の強みになります。
世間体や周囲の雑音に惑わされることなく、二人の真摯な信頼関係や純粋な価値観を大切にできる状態を示しています。周囲の流行や他人の意見に左右されず、パートナーへの誠実さを自分自身の意思で守り抜くことが絆を強固にします。要するに、他人の目や世間の基準にとらわれず、自分たちが信じる誠意を貫くことが実りある関係を築きます。
市場の熱狂や周囲の煽りに流されず、自ら定めた堅実な資金計画を守り抜く姿勢が功を奏します。群集心理に巻き込まれて無理な投機に走ることなく、本質的な価値に基づく判断に立ち戻ることが資産を守る防壁となります。要するに、周囲の流行や騒がしさに惑わされず、自身の確かな規律を守り抜くことが財政の安定につながります。
中行にして独り復るとは、道に従うを以てなり。
周易本義爻辞
四は群陰の中に処りて独り初と応ず。衆と倶に行きて独り能く善に従うの象。この時に当たりては陽気甚だ微にして、未だ以て為す有るに足らず、故に吉と言わず。然れども理の当然にして、吉凶は論ずる所に非ざるなり。董子曰く、「仁人はその誼を正しくしてその利を謀らず、その道を明らかにしてその功を計らず」と。剥の六三および此の爻においてこれを見る。
伊川易伝爻辞
この爻の義、最も宜しく詳らかに玩味すべし。四は群陰の中を行きて独り能く復り、自ら正に処りて下は陽剛に応ず。その志は善しと謂うべし。吉凶を言わざる者は、蓋し四は柔を以て群陰の間に居り、初は方に甚だ微にして以て相援くるに足らず、済うべきの理無きが故に、聖人はただその能く独り復るを称して、その独り道に従いて必ず凶なるを言わんと欲せざるなり。曰く、然らば則ち咎無しと言わざるは何ぞや。曰く、陰を以て陰に居り柔弱の甚だしきものなり。陽に従うの志ありと雖も、終に済うに克わず、咎無きに非ざるなり。
伊川易伝小象伝
その独復を称するは、その陽剛君子の善道に従うを以てなり。
周易注爻辞
四は上下各々二陰ありてその中に処り、履みてその位を得て初に応ず。独り復る所を得、道に順いて反る。物これを行(をか)すこと莫し、故に「中行独復」と曰うなり。
周易正義爻辞
「象曰」より「中行独復」に至る。
正義に曰く、「中行独復」とは、上卦の下に処り、上下各々二陰あり、己独り初に応じ、衆陰の中に在りて居る、故に「中行」と云う。独り自ら初に応ず、故に「独復」と云う。道に従いて帰す、故に《象》に「以て道に従うなり」と云う。