周易本義爻辞
六五は陰柔にして不正、尊位に居りて人を養う能わず、反りて上九の養に頼る。ゆえにその象占はこのようである。
第5爻
六五:経に拂る。貞に居れば吉。大川を渉るべからず。
山雷頤の六五は、高い立場にありながら自らの柔弱さを自覚し、剛健な賢臣に頼って本分を守る姿勢を表します。易の伝統では、常道に背いて上に従うことで正しきを守り、安泰を得る象とされています。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 27 颐 — 第5爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/27/5
六五は尊位にありながら陰柔の身であり、単独で全体を養う荷を負えないため、上の上九という賢才に頼る「経(つね)に拂(もと)る」道をとります。小象伝が「順にして上にしたがう也」と説くように、自らの限界をわきまえて正しさを守り、有能な補佐役に委ねることが吉を呼びます。無理に矢面に立とうとせず、信頼できる支えに従って足場を固めることが平穏を保つ鍵となります。
重責を担うリーダーや調整役の位置にいても、自身の知識や体力だけで難局を突破しようとするのは避けるべき時です。爻辞に「大川を渉るべからず」とある通り、独断による大規模な冒険や急激な路線転換は控え、実力ある現場の幹部に判断を委ねる補佐役に徹するのが賢明です。前面に出て統率を誇示するより、優秀な仲間に舞台を譲って後方支援に専念することで業務は順調に回ります。
関係性においてすべての重荷や決断を一人で背負い込もうとすると、かえって摩擦や疲弊が生じやすい配置です。相手の得意な分野や主導権を素直に尊重し、自分は情緒的な支えや安心できる家庭環境の維持に回ることで調和が深まります。自分が主導権を握ることにこだわらず、パートナーに頼る柔らかさを持つことで絆がより強固になります。
ハイリスクな市場動向に飛び込んだり、未経験の分野へ資金を大胆に投じたりするには慎重さが求められる局面です。伝統的解釈が説くように、既にある資産の保全と日々の管理に専念し、投機的な冒険を避けることが安全策となります。大きな勝負に出るのではなく、着実な守りを固めることが現在の財運を守る最善の道です。
貞に居るの吉は、順にして以て上に従えばなり。
周易本義爻辞
六五は陰柔にして不正、尊位に居りて人を養う能わず、反りて上九の養に頼る。ゆえにその象占はこのようである。
伊川易伝爻辞
六五は頤の時に君位に居りて天下を養う者である。しかしその陰柔の質は才天下を養うに足らず。上に剛陽の賢あり、ゆえにこれに順従し、その己を養うに頼りて以て天下を済う。君たる者は人を養う者であるのに、反りて人の養に頼るは、これ経常に違拂することである。既に己の足らざるを以て賢師傅に順従す(上は師傅の位なり)、必ず貞固に居守し委任を篤く信ずれば、能くその身を輔翼し沢は天下に及ぶ。ゆえに吉なり。陰柔の質には貞剛の性なし、ゆえに能く居貞なれば吉なりと戒む。陰柔の才を以て剛賢に頼ると雖も平時に持循することは能うが、艱難変故の際に処るべからず。ゆえに「大川を渉るべからず」という。成王の才も甚だしく柔弱に至らざるに、管蔡の乱に当たりて周公を保たざるに幾(ちか)かりき。況んやそれ以下をや。ゆえに書に「王もまた未だ敢えて公を誚(せ)めず」という。二公に頼りて終信を得たり。ゆえに艱険の際は剛明の主にあらざれば恃むべからず。やむを得ずして艱険を済う者はあれども、この義を発するゆえんは深く君たる者を戒むるゆえんである。上九においては臣として身を致し忠を尽くすの道に拠りて言えるがゆえに同からざるなり。
伊川易伝小象伝
居貞の吉とは、能く堅固に上九の賢に順従して以て天下を養うことをいう。
周易注爻辞
陰を以て陽に居るは、「拂頤」の義なり。行けば則ち類を失う、故に宜しく「貞に居る」べし。下に応無くして上に比す、故に貞を守りて上に従い、頤の吉を得べし。貞に居るの吉を得ると雖も、頤に処りて謙に違けば、難は未だ渉るべからざるなり。
周易正義爻辞
正義に曰く、拂は違なり。経は義なり。陰を以て陽に居り、謙退を有たず、頤養の義に乖違す、故に「経に拂く」と言う。「居貞吉」とは、行けば則ち類を失う、「貞に居れば吉」なり。「不可渉大川」とは、頤に処りて謙に違けば、患難未だ解けず、故に「大川を渉るべからず」とし、故に「貞に居れば吉」なり。
周易正義小象伝
正義に曰く、「居貞」の義を釈す。五は上九に近く、陰を以て陽に順い、親しく上に従うを以て、故に「居貞吉」を得るなり。
一撮金爻辞
六五・五爻(下中):進むも安からず、退くも不可なり。上下相従えば、明珠一顆あり。