East Almanac
日本語

3. 水雷屯 (屯)

第6爻

この爻が動けば に変じる 42. 风雷益 (益)
上六:馬に乗りて班如たり、泣血漣如たり。

現代解釈

屯の終極にあたる上六は、険難の頂点で行き場を失い、孤立無援の中で血涙を流すほどの極限状態を象徴します。易学の伝統では、無理に進もうとせず潔く現状の行き詰まりを認めて方向転換すべき重大な転機と捉えられます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 3 屯 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/3/6

易の占い

陰柔の身で坎険の窮みに位置し、正応もなく孤立した上六は「乗馬班如、泣血漣如」という途方に暮れる情景を示しています。小象伝が「何ぞ長かるべけんや」と戒めるように、この閉塞した苦境を強引に引き延ばすことはできません。要するに、困難が限界に達している今は、執着を捨てて速やかに損切りし新たな方針へと舵を切るべき時です。

仕事・キャリア

業務やプロジェクトが構造的な限界に突き当たり、従来のやり方を固執しても疲弊と損失が深まるばかりの状況です。組織論の古典的知見では、沈みゆく計画に固執せず撤退ラインを見極めることが最善の危機管理とされます。要するに、実現不可能な目標に無理なしがみつきを続けるのではなく、早めに手を引いて再出発を図ることが賢明です。

恋愛・対人

パートナー関係が深刻な摩擦や感情の擦り減りによって限界を迎え、双方が涙と苦痛を抱え込んでいる相が表れています。古典の解釈では、感情的な執着に溺れて傷つけ合う関係を長引かせるべきではないと警告されます。要するに、我慢の限界を超えて痛みを重ねるよりは、互いのために冷静に距離を置く選択肢を検討する局面です。

金運

資金繰りや保有資産の運用が深刻な停滞に直面しており、下手に挽回しようと動くほど被害が広がりやすい配置です。財運の伝統的視座でも「長久に非ず」と説かれ、無理な追加投資や悪あがきは厳に慎むべきと示唆されています。要するに、損失の拡大を防ぐために迅速な整理や見切りをつけ、再起に向けた余力を温存することが肝要です。

参考資料

原文

小象伝

泣血漣如たり、何ぞ長かるべけんや。

古典注釈

周易本義爻辞

陰柔にして応なく、屯の終わりに処す。進むも之く所なく、憂懼するのみ。ゆえにその象かくのごとし。

周易本義小象伝

長は直良の反。

伊川易伝爻辞

上六は陰柔を以て屯の終わりに居り、険の極みに在りて応援なし。居ればすなわち安からず、動けば之く所なし。馬に乗りて往かんと欲すれどもまた班如として進まず。窮厄の甚だしきこと、泣血漣如たるに至る。屯の極みである。もし陽剛にして助けあらば、すなわち屯すでに極まりて済うべし。

伊川易伝小象伝

屯難窮極まりて為すところを知らず、ゆえに泣血顛沛すること此くの如きに至る。それ能く長久ならんや。夫れ卦は事なり、爻は事の時なり。三に分かちてまたこれを両(ふた)つにすれば、足るをもってみな衆理を包括す。引きてこれを伸ばし、類に触れてこれを長ずれば、天下の能事畢れり。

周易注爻辞

険難の極みに処し、下に応援なく、進むも適く所なし。五に比すといえども、五はその膏を屯み、相得るを共にせず。居るも安きを獲ず、行くも適く所なく、窮困闉厄にして委仰する所なし。ゆえに「泣血漣如たり」という。

周易正義爻辞

正義にいう、険難の極みに処して下に応援なく、もし前進せんと欲すれば、すなわち之き適く所なし。ゆえに「乗馬班如」にして、「窮困闉厄にして委仰する所なし」、ゆえに「泣血漣如」という。

周易正義小象伝

正義にいう、「何ぞ長かるべけん」とは、窮困して泣血すること、何ぞ久長なるべけんや、というのである。

一撮金爻辞

上六の六爻、下下:足らず足らず、心曲を伸べ難し。野塘に雨過ぎ、月は鉤の如し、夢は邯鄲に断たれて眉黛蹙(ひそ)む。

出典