East Almanac
日本語

34. 雷天大壯 (大壮)

第1爻

この爻が動けば に変じる 32. 雷风恒 (恒)
初九:趾に壮んなり。征けば凶にして、孚あり。

現代解釈

初九は最下位にあって陽剛の気が芽生えたばかりの段階であり、地盤が整わないまま勢い任せに前進すれば災いを招きます。伝統的な解釈では「趾に壮なり」として、足先だけでいきり立って進む危うさを強く戒めています。

AIにこのページを聞いてみる

リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。

プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 34 大壮 — 第1爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/34/1

易の占い

初九は最下層に位置しながら勢いだけで急進しようとする状態を表し、小象伝は己の力を過信した前進は行き詰まる(其の孚窮まる)と説きます。基盤や実力が伴わない初期段階での独断専行は、どれほど意気込みがあっても周囲の支えを得られず立ち往生します。一言で言えば、足元が固まる前に背伸びして先を急ぐと、かえって痛手を負うことになります。

仕事・キャリア

業務の着手や新しい環境に入った直後は、実力や信頼の蓄積が浅いため、功を焦って自己主張を強めるのは逆効果となります。組織のルールや基礎的な実務を軽視して独走すると、周囲との摩擦を生み孤立を招きかねません。一言で言えば、今は大役を狙うより足元の基本業務を確実にこなして信頼を築くべき時期です。

恋愛・対人

関係が始まったばかりの時期に性急に距離を縮めようとしたり、過度な見返りや約束を求めると相手に警戒心を与えてしまいます。相手への理解や心理的な安全性が育っていない段階での一方的なアプローチは、関係を硬直させる原因になります。一言で言えば、焦って結果を求めず、日々の自然な対話を通じて少しずつ距離を縮めるのが賢明です。

金運

投資や資産管理において、わずかな手応えや初期の利益を過信して性急に大きな勝負に出ると予期せぬ損失につながります。資金基盤が脆弱な時期はリスク耐性も低いため、投機的な誘惑を退け元本の保全を最優先にする姿勢が欠かせません。一言で言えば、足元が不安定なうちは無理な勝負を避け、守りを固めて資金を守ることが肝要です。

参考資料

原文

小象伝

趾に壮んなるは、其の孚窮まるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

趾は下に在りて進み動くの物なり。剛陽にして下に処り壮の時に当たり、進むに壮なる者なり。ゆえにこの象あり。下に居りて進むに壮なれば、その凶は必せり。ゆえにその占いまた此の如し。言うこころは必ず困窮す。

伊川易伝爻辞

初陽剛乾体にして下に処り、進むに壮なる者なり。下に在りて壮を用うるは、趾において壮なるなり。趾は下に在りて進み動くの物なり。九下に在りて壮を用うるもその中を得ず。夫れ剛を以て壮に処るは上に居ると雖も猶お行うべからず、況んや下に在るをや。ゆえに征けば則ちその凶孚あり。孚は信なり、壮を以て往けば凶を得ること必すべしと謂うなり。

伊川易伝小象伝

最下に在りて壮を用い以て行けば、必ずその窮困して凶なるを信ずべきなり。

周易注爻辞

夫れ「大壮」を得る者は、必ず能く自ら終りを成すなり。未だ物に陵犯してその壮を終うるを得る者あらざるなり。下に在りて壮なり、故に「趾に壮なり」と曰う。下に居りて剛壮を用い、これを以て進まば、窮凶は必すべし、故に「征けば凶にして孚あり」と曰う。

周易注小象伝

其の信に窮まるを言うなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、「趾に壮なり征けば凶にして孚あり」とは、趾は足なり。初は体の下に在り、趾足の象の如きあり、故に「趾に壮なり」と曰う。これを人に施せば、即ちこれ下に在りて壮を用うるなり。下に在りて壮を用い、物に陵犯して、これを以て行けば、凶なること其れ信なり。故に「征けば凶にして孚あり」と曰う。

周易正義小象伝

正義に曰く、「その孚窮まる」とは、「趾に壮なり」を釈す。其の人信に其の窮凶なるなり。

一撮金爻辞

初九・初爻[下下]:江は広く渡るに船なく、驚濤天を拍つかと恐る。月斜き雲淡き処、音信人の伝うるあり。

出典