周易本義爻辞
過剛にして中ならず、離の極に居り、革において躁動する者なり。ゆえにその占いは征凶貞厲の戒めあり。然るにその時は当に革むべし。ゆえに革言三たび就くに至れば、また孚ありて革むべきなり。
第3爻
九三:征けば凶、貞なれども厲(あやう)し。革言三たび就(な)れば、孚あり。
革の九三は変革の過渡期における切迫した境界にあり、焦燥による突進を避け、三度の議論と合意形成を重ねる重要性を説きます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 49 革 — 第3爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/49/3
九三は下卦の極みに位置する強い陽爻であり、変革を急ぎすぎて孤立や危険を招きやすい緊張を孕んでいます。爻辞では性急に進めば凶となると警告しつつも、議論を三度尽くして信を得れば道が開けると示されています。独断専行を厳に慎み、周囲と粘り強く対話を重ねて納得を醸成することが何より重要です。
組織改革や重大な方針転換を進める際、強権的に押し通そうとすれば現場の強い反発に直面します。伝統的な知恵が教えるように、複数回の検討会や意見聴取を経て懸念点を丁寧に潰していくプロセスが不可欠です。決定を急がず、関係者と入念に協議を重ねることで、計画はより堅固なものになります。
価値観や生活習慣の不一致を前にして、一方的な要求を押し通そうとすると決定的な亀裂を招きかねません。一度の話し合いで白黒をつけようとせず、お互いの胸の内を何度も率直にすり合わせる時間が必要です。根気強く対話を積み重ねることで、誤解が解けて深い信頼関係が育まれます。
重大な契約締結や資産の組み換えにおいて、焦りから確認を怠ると不測の損失を招く恐れがあります。古典的な教訓が示す通り、契約条項や条件を複数回にわたって綿密に精査し、リスク要因を排除することが肝心です。急いで合意を結ぼうとせず、納得がいくまで精査を重ねることが資産を守る鍵となります。
「革言三たび就る」とは、また何くにか之(ゆ)かん。
周易本義爻辞
過剛にして中ならず、離の極に居り、革において躁動する者なり。ゆえにその占いは征凶貞厲の戒めあり。然るにその時は当に革むべし。ゆえに革言三たび就くに至れば、また孚ありて革むべきなり。
周易本義小象伝
言のすでに審らかなるなり。
伊川易伝爻辞
九三は剛陽をもって下の上となり、また離の上に居りて中を得ず、革において躁動する者なり。下に在りて変革に躁急なれば、これをもって行けば凶あるなり。然るに下の上に居り、事もし当に革むべきならば、あに為さざるべけんや。貞正を守りて危懼を懐き、公論に順従するにあり。しからばこれを行いて疑いなし。「革言」とは当に革むべきの論を謂う。「就」は成なり、合なり。当に革むべきの言を審察すること三度に至りて皆合えば、信ずべきなり。重慎の至りを言う。能くかくのごとくなれば、必ず至当を得て乃ち孚あるなり。己信ずべくして衆の信ずるところとなる。かくのごとくなればすなわちもって革むべし。革の時に在りて下の上に居り、事の当に革むべきに、もし畏懼して為さざれば、時を失いて害となる。ただ当に慎重の至りを尽くし、自らその剛明に任ぜず、公論を審稽して三就に至りて然るのちにこれを革むれば、過ちなきなり。
伊川易伝小象伝
これを衆論に稽えて三就に至れば、事至当なり。また何にか之かん。俗語のさらに何処へ往かんというがごとし。かくのごとくして行えば、乃ち理に順い時に行う。己の私意の欲する所を為すにあらざるなり。必ずその宜しきを得ん。
周易注爻辞
すでに火の極に処す。上卦の三爻は、水性を体とすといえども、皆「革に従う」者なり。四より上に至るまで、命に従いて変じ、あえて自ら違わず。ゆえに「革言三たび就る」というなり。その言は実誠なり、ゆえに「孚あり」という。「革言三たび就りて孚あり」とするに、猶おこれを征伐すれば、凶なるは其れ宜しきなり。
周易正義爻辞
正義に曰く、九三は陽爻剛壮にして、また火の極に居る。火の性は炎上し、革の時に処して、これを征して革ましめんと欲す。これを征するに道にあらざれば、正しきも危うきなり。ゆえに「征けば凶、貞しうすれども厲うし」という。征凶にして危うきを致す所以の者は、まさに水火相息するの物にして、すでに火の極に処する上の三爻は、水が火の上に在りて、皆「革に従う」者なるをもってなり。「四より上に至るまで、命に従いて変じ」、あえて違うことなければ、すなわち「革に従う」の言は三爻並びに成就して虚しからず。ゆえに「革言三たび就る」という。その言は実誠なり、ゆえに「孚あり」というなり。すでに「革言三たび就りて孚あり」とし、「革に従う」ことすでに了れるに、猶おこれを征せばすなわち凶なり。ゆえに「征けば凶」にして「貞しうすれども厲うし」なり。
周易正義小象伝
正義に曰く、「又何にか之かん」とは、征伐するは本より従わざるがためなり。すでに「革言三たび就」れば、さらにまた何処へ往きて征伐せんや。
一撮金爻辞
九三の爻は中中:道路は迢遙にして、門庭は閉塞す。雪擁ぎて未だ分明ならざるも、雲開けて方に日を見る。