East Almanac
日本語

5. 水天需 (需)

第1爻

この爻が動けば に変じる 48. 水风井 (井)
初九:郊に需つ。恒を用うるに利ろし、咎なし。

現代解釈

初九は前方の険難から遠く離れた郊外で平穏に待機し、日常の常道を守り続けることで過ちや災難を免れる姿を示しています。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 5 需 — 第1爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/5/1

易の占い

初九は乾の最下位にあって剛健さを秘めながらも、上卦の険しい坎水からは最も遠い「郊」の地に位置しています。『小象伝』が「難を犯して行かざるなり」と説くように、危険が遠くにあるうちに無理な前進を慎み、日常の平常心を保ち続けることこそが最良の保身となります。端的に言えば、危険地帯から距離を置き、いつもの生活リズムを崩さなければ何の心配もありません。

仕事・キャリア

組織の再編や業界内の摩擦といった不穏な気配が遠方で生じていても、現在の自分の業務領域には直接の波及が及んでいません。伝統的な処世術では、噂に惑わされて余計な首を突っ込むことを戒め、与えられた持ち場を忠実に守り抜くことが最善の守りとなります。要するに、周囲の騒ぎに巻き込まれず、自分の持ち場を淡々と全うすることが身を守る鍵です。

恋愛・対人

恋愛関係は外部の干渉や複雑な問題から程遠い、穏やかで安全な領域に守られています。先々の心配事を先回りして抱え込むよりも、日々のささやかな習慣や変わらぬ気配りを丁寧に積み重ねることが安定につながります。一言で言えば、ドラマチックな展開を追うより、日々の穏やかな平熱の時間を大切にすることが絆を深めます。

金運

金銭面では投機的な波乱やハイリスクな市場の渦から安全な距離を保てている平穏な時期です。古典の知見が「恒を用いるに利ろし」と教える通り、無理な儲け話を追わず、堅実な貯蓄と予測可能な支出管理に徹することで盤石の安全を保てます。つまり、派手な投資に手を出さず、いつもの生活防衛の習慣を守ることが資産を守る最善策です。

参考資料

原文

小象伝

「郊に需つ」とは、難を犯して行かざるなり。「恒を用うるに利ろしく咎なし」とは、いまだ常を失わざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

郊は曠遠の地にして、未だ険に近づかざるの象なり。初九は陽剛にして、またよくその所に恒たるの象あり。故に占う者に戒む、よく是の如くすれば則ち咎無きなり。

周易本義小象伝

難の音は去声なり。

伊川易伝爻辞

需とは険に遇うを以ての故に、需ちて然る後に進む。初は最も険に遠し、故に郊に需つと為す。郊は曠遠の地なり。曠遠に処し、利は安んじてその常を守るに在れば、則ち咎無きなり。安んじて常を守ること能わざれば、則ち躁動して難を犯す、豈によく遠きに需ちて過ち無からんや。

伊川易伝小象伝

常を失うなり。曠遠に処する者は、冒険難を冒して行かざるなり。陽の物たるや剛健にして上進する者なり。初は能く曠遠の地に需待し、険難を犯して進まず、復た宜しく安処してその常を失わざるべし、則ち以て咎無かるべし。進まざると雖も志動く者は、その常に安んずること能わざるなり。君子の時を需つや、安静自守し、志に須つるありと雖も恬然として終身を将にするが若し、乃ちよく常を用うるなり。

周易注爻辞

需の時に居り、最も難に遠し。よくその進むを抑えて以て険を遠ざけ時を待つ。幾に応ぜずと雖も、以て常を保つべし。

周易正義爻辞

正義に曰く:但だ難は坎に在り、初九は難を去ること既に遠し、故に時を待つこと郊に在り。郊とは境上の地にして、また水を去ること遠きなり。「恒を利用す、咎無し」とは、恒は常なり、難を遠ざけ時を待ちて以てその害を避く、故に宜しくその常を保守するに利ろし、咎無き所以なり。猶お幾を見て速やかに進むこと能わず、但だ咎無きを得るのみ。

周易正義小象伝

正義に曰く:「難を犯して行かず」とは、難を去ること既に遠し、故に難を犯して行かず。「未だ常を失わざるなり」とは、敢えて速やかに進まず、難を遠ざけ時を待つ、是れ未だ常を失わざるなり。

一撮金爻辞

初九初爻上中:山前山後を過ぎ尽くし、艱阻往来難し。若し清風の便を得ば、扁舟遠山を過がん。

出典