周易本義爻辞
攣は力円の反。
九五は剛健中正、中孚の実にして尊位に居り、孚の主たる者なり。下は九二に応じ、これと同徳なり。ゆえにその象占かくのごとし。
第5爻
九五:孚ありて攣如たり、咎なし。
中孚卦の九五は尊位にあって中正を得ており、至誠の心で人々を固く結びつける高潔な指導力を象徴します。古典的解釈では、誠意によって自然と信頼が集まり、摩擦なく調和が保たれる吉祥の境地とされています。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 61 中孚 — 第5爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/61/5
九五は中正の徳を備えた主爻であり、誠実さそのものが周囲を惹きつける中心となっています。古典が「有孚攣如」と説くように、純粋な誠意は強固な絆となって人々を結びつけ、威圧を用いることなく事態を良き方向へ導きます。私心を排して誠実に他者と向き合うことが、余計な過誤を防ぎ安定した進展をもたらします。真心を尽くして周囲と信頼を分かち合うことで、道は自然と滞りなく開けます。
組織の要やプロジェクトの統括役として、公明正大な姿勢と透明性のある対話が強固な結束力を生み出します。伝統的な視点では、正位に即した誠意ある対応が上下間の不信を取り除き、自然な協力を促すとされます。自らの信義を重んじてオープンに方針を示すことで、周囲も自発的に力を発揮してくれるでしょう。誠意あるリーダーシップで信頼関係を築くことが、チームの確かな成果へとつながります。
関係性が深い相互信頼と固い絆に支えられる成熟期を迎えています。古典的伝統では「攣如」を心が固く結びついて揺るがない状態と捉え、言葉を尽くす以上の安心感が共有される時と解釈します。誠実な対話と相手を思いやる一貫した態度が、二人の結びつきをより一層確かなものにするでしょう。飾らない真心を伝え合うことで、穏やかで揺るぎない絆が深まります。
契約や共同の取り決めにおいて、これまでに築いた信用が大きな価値を発揮する時期です。伝統的な易理でも、目先の駆け引きではなく信義と透明性を重んじる姿勢こそが健全な基盤を保つと説かれます。合意事項を誠実に守り、明確な取り交わしを積み重ねることで、堅実な安定を得られるはずです。誠実な対応と健全な信頼関係を維持することが、長期的な安心につながります。
孚ありて攣如たりとは、位正当なればなり。
周易本義爻辞
攣は力円の反。
九五は剛健中正、中孚の実にして尊位に居り、孚の主たる者なり。下は九二に応じ、これと同徳なり。ゆえにその象占かくのごとし。
伊川易伝爻辞
五は君位に居る。人君の道は、当に至誠を以て天下に感通し、天下の心をして信ずることの拘攣(こうれん)するがごとく固結せしむべし。然らば咎なきを為すなり。人君の孚、天下をして固結することかくのごとくならしむる能わざれば、億兆の心、安んぞ其の離れざるを保たんや。
伊川易伝小象伝
五は君位の尊きに居り、中正の道に由りて能く天下をしてこれを信ずること拘攣の固きがごとくならしむれば、乃ち其の位に称(かな)う。人君の道は当にかくのごとくあるべし。
周易注爻辞
「攣如」とは、其の信を繋ぐの辞なり。中誠に処りて以て相交わるの時、尊位に居りて以て群物の主となる。信何ぞ捨つべけんや。ゆえに「孚あり攣如たり」して、乃ち「咎なし」を得るなり。
周易正義爻辞
正義に曰く:「孚あり攣如たり、咎なし」とは、攣如とは相牽繋して絶えざるの名なり。五は信の時に在りて尊位に処り、群物の主となる。恒に須らく中誠を以て物に交わるべし。孚信何ぞ暫くも捨つべけんや、ゆえに「孚あり攣如たり」と曰う。信を繋ぎて絶たざれば乃ち咎なきを得る。ゆえに「孚あり攣如たり、咎なし」と曰うなり。
周易正義小象伝
正義に曰く:「位正に当たる」とは、其の正に尊位に当たるを以てのゆえに、戒むるに信を繋ぐを以てして乃ち咎なきを得るなり。もし真に陽を以て正位を得るも信を繋ぐことなければ、咎あるの嫌いを招くなり。
一撮金爻辞
九五・五爻(上上):一杯を傾くれば、愁眉は転ず。天地合すれば、施し為すに好し。