East Almanac
日本語

62. 雷山小過 (小过)

第6爻

この爻が動けば に変じる 56. 火山旅 (旅)
上六:遇わずしてこれを過ぐ、飛鳥これに離かる、凶、これを災眚という。

現代解釈

小過卦の上六は、行き過ぎの限界を超えて孤立し、自ら災厄を招く極限の凶象を表します。伝統的な易の教えでは、自制を失った過剰な前進を直ちに制止すべき重大な警告と捉えます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 62 小过 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/62/6

易の占い

最上位に位置する上六は、本来低く慎ましくあるべき小過の道を外れ、高みに飛び去って自らを網に追い込む姿を象徴します。古典的な象伝が「已に亢するなり」と指摘するように、高慢な独走は逃れがたい災禍を自ら引き寄せかねません。無謀な進出を直ちに止め、謙虚に身を引いて内省することが被害の拡大を防ぐ鍵となります。

仕事・キャリア

組織や業界の規範を無視して独断専行を強行すると、周囲からの信を失い四面楚歌に陥る危険が高まります。伝統的な解釈では、実力や立場以上の高望みは自滅を招く典型例と戒められています。今はスタンドプレーを控えて一歩退き、体制の立て直しに専念するのが賢明です。

恋愛・対人

意地やプライドを優先して相手を追い詰めてしまうと、取り返しのつかない破局や孤立を招く恐れがあります。古典の知恵は、行き過ぎた執着や傲慢さが自他を傷つける元凶であると警告しています。強情な態度を改め、真摯に歩み寄る姿勢を見せることが修復への唯一の足がかりとなります。

金運

市場の過熱や不利な潮流を無視して強気な投機を押し通せば、深刻な資金の毀損を被る可能性が高まります。伝統的な戒めとして、限界を超えた貪欲さは網にかかる鳥のように逃げ場を失わせると伝えられています。過度なリスクポジションを速やかに解消し、手元資金の保全に徹することが最善の守りです。

参考資料

原文

小象伝

遇わずしてこれを過ぐとは、已に亢ぶればなり。

古典注釈

周易本義爻辞

眚は音生領反。

六は陰を以て動体の上に居り、陰過の極に処る。過ぐること已に高くして甚だ遠き者なり、故に其の象占此くの如し。或るひと曰く、「遇過」は恐らくは亦た只だ「過遇」と作すべきならん、義は九四と同じ。未だ是なるや否やを知らず。

伊川易伝爻辞

六は陰にして動体なり、過の極に処りて理と遇わず、動けば皆なこれに過ぐ。其の理に違いて常に過ぐるや飛鳥の迅速なるが如し、凶なる所以なり。離とは過ぐることの遠きなり。「是謂災眚」とは、是れ当に災眚あるべきなり。災とは天殃なり、眚とは人為なり。既に過の極なれば豈に唯だ人眚のみならんや、天災も亦た至らん、其の凶は知る可し。天理人事皆な然るなり。

伊川易伝小象伝

過の終わりに居りて理に遇わずしてこれに過ぐ。過ぐること已に亢極す、其の凶なるは宜しきなり。

周易注爻辞

小人の過は遂に上極に至る。過ちて限度を知らず、亢に至るなり。過ぐること亢に至らば、将に何れにか遇わん。飛んで止まざれば、将に何れにか託せん。災は己より致す、復た何をか言わんや。

周易正義爻辞

正義に曰く、上六は小過の極に処る、是れ小人の過が遂に上極に至り、過ちて限度を知らず、亢に至る者なり。過ぐること亢に至れば、復た遇う所無し、故に「弗遇過之」と曰うなり。小人の身を以て過ちて遇わざれば、必ず羅網に遭わん。其れ飛鳥の飛んで託する無く必ず矰繳に罹るが猶ごとし、故に「飛鳥離之、凶」と曰うなり。亢に過ぎて凶に罹る、是れ自ら災して眚を致すと謂う、復た何をか言わんや。故に「是謂災眚」と曰うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「已亢」とは、「弗遇過之」たる所以を釈す、其の已に亢極の地に在るを以ての故なり。

出典