伊川易伝爻辞
六二は陰をもって下に居り、九五と応じる。ゆえに腓に感ずるの戒めを設けたのである。腓は足の脹脛であり、行くときはまず動き、足がこれに続いて挙がるのであって、腓が自ら動くのではない。六二がもし道を守って上の求めを待たず、腓の自ら動くがごとくであれば、躁妄にして自ら失うゆえに凶となる。その居に安んじて動かず、上の求めを待てば、進退の道を得て吉となる。六二は中正の人であり、咸に在って九五に応ずるがゆえにこの戒めを為し、重ねて「居れば吉」という。もしその分に安んじて自ら動かなければ吉である。