East Almanac
日本語

33. 天山遁 (遁)

第2爻

この爻が動けば に変じる 44. 天风姤 (姤)
六二:これを執るに黄牛の革を用う、これに克く説く莫し。

現代解釈

下卦の中央に位置する六二は、中正の徳を備え、九五と正しく応じ合っています。伝統的な易学では「これを執るに黄牛の革を用う」とされ、外からの誘惑や混乱に決して揺らがない強固な意志の確立を象徴します。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 33 遁 — 第2爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/33/2

易の占い

陰爻でありながら中正を得て尊位の九五と応じる六二は、自らの内に確固たる軸を持ち、道理に従って退守する姿勢を示し、変卦の姤は防微杜漸の功を示しています。『象伝』が「志を固くするなり」と説くように、外的な圧力に流されることなく自発的に意志を固めることが最大の強みとなります。要するに、自ら信じる本質的な道を見失わず堅固に守り抜くことが、何よりの守りとなります。

仕事・キャリア

組織の変革期にあっても、信頼できる指導者や自らの専門性の原点にしっかりと結びつき、表面的な損得に惑わされません。このようなブレない実直さと中正の姿勢は、環境が不透明なときほど高い信頼と防衛力を生み出します。一言で言えば、信頼できる核となるチームや基本業務にしっかりと軸足を置くことで、環境の乱れに巻き込まれずに済みます。

恋愛・対人

パートナーシップにおいて、深い誠実さと強固な信頼関係が築かれる配置です。互いに内面で固く結ばれているため、周囲の環境や現実的な制約による負荷があっても、絆が揺らぐことはありません。要するに、目先の困難に惑わされず相手と固く手を取り合うことで、どんな逆境も乗り越えられる絆が育まれます。

金運

資産運用においては、堅実で信用力の高い対象を重視し、長期的な保全を図る防衛的な姿勢が功を奏します。確かなルールや契約に基づく規律を守り、不確実な投機話や無駄な出費を徹底して排除することが大切です。一言で言えば、リスクの高い誘惑を退け、手堅く守りを固める運用こそが財産の基盤を強固にします。

参考資料

原文

小象伝

執るに黄牛を用うとは、志を固くするなり。

古典注釈

伊川易伝爻辞

二と五とは正応たり。相違遯の時に在りと雖も、二は中正を以て順にして五に応じ、五は中正を以て親みて二に合す。その交わり自ずから固し。黄は中色、牛は順物、革は堅固の物なり。二と五の中正順道をもって相与すること、その固きことこれを執縛するに牛革を以てするが如し。「これに勝えて説く莫し」とは、その交わりの固きこと言うに勝えべからざるを謂うなり。遯の時に在るが故に極言するなり。象に曰く、執るに黄牛を用うとは、志を固くするなり。上下中順の道を以て相固結し、その心志甚だ堅きこと、これを執るに牛革を以てするが如きなり。

周易注爻辞

内に居り中に処り、遯の主と為る。物皆已を遯る、何を以てこれを固くせん?もし能く理中の厚順の道を執りて以てこれを固くせば、則ちこれに勝えて解く莫からん。

周易正義爻辞

正義に曰く、「これを執るに黄牛の革を用う、これに勝えて説く莫し」とは、逃遯の世、内を避けて外に出づ。二は既に中に処り内に居れば、即ち遯るるの人に非ざるなり。既に遯るるの人に非ざれば、便ち遯らるる所の主と為る。物皆已を棄てて遯る、何を以て執り固めてこれを留めん?唯だ中和厚順の道ありて以て固めてこれを安んずべし。能く此の道を用うれば、則ち已に勝えて解脱して去ること能わじ。黄は中色にして以て中和に譬う。牛の性は順従にして皮体は堅厚、牛革は以て厚順に譬うるなり。六二は中に居り位を得、亦た能く中和厚順の道を用うるなり、故に「これを執るに黄牛の革を用う、これに勝えて説く莫し」と曰う。

周易正義小象伝

正義に曰く、「志を固くす」とは、遯るる者の志を堅固にし、已を去らしめざるなり。

一撮金爻辞

六二・二爻[中中]:兀兀として塵埃にまた時を待つ、幽窓静処に誰か知るあらん。もし青紫の人相引くに逢わば、財利功名自ずから期すべし。

出典