周易本義爻辞
六二は柔順中正であり、女の位を内に正しくする者である。ゆえにその象と占いは此の如くである。
第2爻
六二:遂ぐる所なく、中饋にありて、貞にして吉なり。
家人卦の六二は、内卦の中正を得た柔軟な位にあり、外へ向かって背伸びせず足元の本分や内部の充実に専念することで吉を得る象です。自らの持ち場を守り、基礎を丁寧に固める姿勢が安定をもたらします。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 37 家人 — 第2爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/37/2
六二は陰爻が陰位にあり中正を得ており、外卦の九五とも正応の関係にあります。爻辞の「中饋に在れば貞にして吉」という表現について、古典の解釈では家の内部を整える役割に徹し、無用な功名を外に求めない美徳を重んじるものとされています。自分の領分を堅実に守り、身近な責務を果たすことで、物事は極めて順調に進展します。
職場では派手な拡大や主導権争いに走るよりも、内部管理や後方支援、日々の基盤固めに注力することが推奨される時期です。伝統的な組織論においても、目立たない支え手としての信頼の蓄積が、長期的な評価の源泉になると説かれます。目の前の実務やサポート業務を誠実にやり遂げることで、周囲からの確固たる信頼を勝ち取ることができます。
パートナーシップにおいては、派手な演出よりも日々の暮らしに根ざした気配りや思いやりが絆を深める鍵となります。古典的な教えでは、互いの生活を支え合う静かな営みこそが関係を永続させると示唆されています。日頃の感謝や細やかな配慮を行動で示すことで、二人の関係は温かく落ち着いたものになります。
金銭管理においては、未知の投資や派手な支出を控え、日常の生活費の見直しや家計の引き締めに専念することが功を奏します。伝統的な知恵によれば、外向的な投機を避けて手元の資産を着実に守ることが、最も確実な財政基盤を築くとされています。毎日の収支を几帳面に管理し着実に蓄えを増やすことで、経済的な安心感が得られます。
「六二の吉」は、順にして巽なるを以てなり。
周易本義爻辞
六二は柔順中正であり、女の位を内に正しくする者である。ゆえにその象と占いは此の如くである。
伊川易伝爻辞
人の家に処するは骨肉父子の間にあり、大率は情が理に勝ち、恩が義を奪う。ただ剛立の人にして初めて私愛を以てその正理を失わずにいられる。ゆえに家人卦は大要剛を善となすのであり、初・三・上が是である。六二は陰柔の才を以て柔に居り、家を治むること能わざる者である。ゆえに「遂ぐる攸なし」、何を為すとしても自ら専らにしてはならぬ。そもそも英雄の才ですら情愛に溺れて自ら守り得ざる者があるのに、いわんや柔弱の人がどうして妻子・家族の情に打ち勝つことができようか。二の如き才は、婦人の道としてならばその正を得る。柔順にして中正に処するは婦人の道である。ゆえに中饋に在りてはその正を得て吉となる。婦人は内に居りて饋食を主どる者であるゆえ、中饋と云うのである。
伊川易伝小象伝
二は陰柔を以て中正に居り、よく順従して卑巽なる者である。ゆえに婦人の貞吉となす。
周易注爻辞
内に居りて中に処し、履みてその位を得、陰を以て陽に応じ、婦人の正を尽くす。義として必ず遂ぐる所はなく、「中饋」を職とし、巽順なるのみである。ここを以て「貞にして吉」なのである。
周易正義爻辞
正義に曰く、六二は中を履みて位に居り、陰を以て陽に応じ、婦人の義を尽くしている。婦人の道は巽順を常とし、自ら専らに遂ぐる所はない。その職とし主どる所は、家中における饋食の供祭にあるのみである。婦人の正を得て吉なり。ゆえに「遂ぐる攸なし、中饋に在りて貞吉」と曰うのである。
周易正義小象伝
正義に曰く、爻位を挙げている。「吉」と言うのは、柔を以て中に居り正位を得ているゆえに、順にして巽順を以て吉を獲ることを明らかにしているのである。
一撮金爻辞
六二・二爻下中:ひとつの鏡が破れて、ふたりの人を照らす。心の中のわだかまりが解け、心をひとつに合わす。