周易本義爻辞
「假」の音は更白の反。
假は至るなり。「大廟に假る」の假の如し。家を有つとは国を有つと言うが如し。九五は剛健中正にして、下は六二の柔順中正に応ず。王者は是を以てその家に至らば、憂恤を用いることなくして吉は期すべし。蓋し后妃を聘納するの吉占にして、およそ是の徳ある者がこれに遇えばみな吉である。
第5爻
九五:王、有家に假る、恤うるなかれ。吉なり。
家人卦の九五は、尊位にあって誠意と慈愛をもって全体をまとめ、無用な心配を排して大いなる調和を実現する象です。信頼に基づく寛大な姿勢が、周囲との深い結束を生み出します。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 37 家人 — 第5爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/37/5
九五は陽剛にして中正の徳を備え、六二と応じ合って一家や組織の中心として君臨する存在です。爻辞の「王、有家に仮る。恤うるなかれ。吉」について、古典の解釈では細かな疑心暗鬼を捨て、互いの愛情と信頼によって治める最高善の姿とされています。堂々とした誠意を示して人を信じることで、不安は自然と解消され順調な発展が得られます。
リーダーシップを発揮するにあたり、厳罰や過度な監視に頼るのではなく、信頼と大局観をもって人を導くことが成果を生みます。伝統的な統率の原則では、率直な信頼を示すことがメンバーの自発的な責任感を呼び覚ます鍵であると説かれます。寛容さと明確な方針をもってメンバーを信じ任せることで、組織全体の士気と一体感が最大限に高まります。
二人の関係が深い信頼と成熟した愛情に満たされ、疑念や不安を抱く必要のない安定期に入っています。古典的な知恵によれば、打算を捨てて互いをありのまま尊重し合うことが、最も強固な絆を育む源泉とされます。相手への信頼を惜しみなく表現し心を開いて接することで、穏やかで揺るぎない絆を深めることができます。
公明正大な資産管理や信頼関係に基づく共同の取り組みが順調に運び、財政面での不安が払拭される時期です。伝統的な教えでも、疑心を持たず透明性の高いルールを共有することが、資産の健全な保全と拡大につながると示されています。誠実でオープンなやり取りを守りながら計画を進めることで、資産状況は安定して推移します。
「王、有家に假る」とは、交々相愛するなり。
周易本義爻辞
「假」の音は更白の反。
假は至るなり。「大廟に假る」の假の如し。家を有つとは国を有つと言うが如し。九五は剛健中正にして、下は六二の柔順中正に応ず。王者は是を以てその家に至らば、憂恤を用いることなくして吉は期すべし。蓋し后妃を聘納するの吉占にして、およそ是の徳ある者がこれに遇えばみな吉である。
周易本義小象伝
程子曰く、夫はその内助を愛し、婦はその刑家(家を法ならしむること)を愛す。
伊川易伝爻辞
九五は男にして外に在り、剛にして陽に処し、尊に居りて中正、またその応は内に順正である。家を治むることの至正至善なる者である。王、有家に假る。五は君位ゆえに王を以て言う。假は至るなり。家を有する道を極むるのである。そもそも王者の道は、身を修めて以て家を斉(ととの)う。家が正しければ天下は治まる。古より聖王は、おのれを恭しくして家を正しくするを本とせざるはなかった。ゆえに家を有する道が既に行き至れば、憂労することなくして天下は治まる。「恤(うれ)うるなかれ、吉なり」である。五は外におのれを恭しくし、二は内に家を正しくす。内外徳を同じくし、至れりというべし。
伊川易伝小象伝
王が有家の道に至るとは、ただよく服従せしめるのみにとどまらず、必ずその心を化せしめ誠に合わせるのである。夫はその内助を愛し、婦はその刑家を愛し、交々相い愛するのである。是の如くすること能う者は文王の妃であろうか。もし身を修め法を立てても家がいまだ感化されざるならば、有家の道に至るとはなし得ない。
周易注爻辞
假は至るなり。正を履みて応じ、尊に処して体を巽にす。王はこの道に至りて、以てその家を有する者である。尊位に居りて家道に明るければ、下は化せざるはなし。父は父たり、子は子たり、兄は兄たり、弟は弟たり、夫は夫たり、婦は婦たり、六親和睦して交々相い愛楽して家道正しくなり、「家を正しくして天下定まる」のである。ゆえに「王、有家に假る」ときは、恤うるなかれ吉なり。
周易正義爻辞
正義に曰く、「王、有家に假る」とは、假は至るなり。九五は正を履みて応じ、尊に処して体を巽にす。これ尊貴を以て物に巽接し得るものであり、王はこの道に至りて以てその家を有する。ゆえに「王、有家に假る」と曰う。「恤うるなかれ吉なり」とは、尊位に居りて家道に明らかなれば、在下はこれに化せざるはなし。憂恤を須いずして吉を獲るゆえに「恤うるなかれ吉なり」と曰うのである。
周易正義小象伝
正義に曰く、「交々相い愛するなり」とは、王がすでに家道に明るく、天下これに化し、「六親和睦して、交々相い愛楽する」ことである。