周易本義爻辞
反りて二陰に就けばその安んずる所を得。
第3爻
九三。往けば蹇み、来れば反る。
艮の頂点に位置する九三は、険難の坎へ進むのを踏みとどまり、内側へ退くことで安寧を得ます。古典的な解釈では、無謀な前進を避けて内部の仲間と結束することが歓喜をもたらすとされます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 39 蹇 — 第3爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/39/3
剛正の資質を持つ九三は、前方の険しさを察知してあえて引き返し、下位の仲間たちを守る道を選びます。之卦が親睦と協調を司る「水地比」に変化することは、外へ無理に進出するよりも内輪の団結を固めることの重要性を物語っています。危険な局面では無理に突進せず、足元を固めて地盤を守ることが最善の選択です。
不透明な状況下で新規開拓や無理な前進を追うと、余計な摩擦や消耗を招く恐れがあります。いったん歩みを止め、既存業務の改善やチーム内の結束強化に注力するほうが、組織全体の士気と安定につながります。外への拡大よりも足元の守りを固めることが、確実な地歩を築く近道です。
実現困難な理想を追い求めたり無理なアプローチを重ねたりするよりも、身近にある誠実な関係を見つめ直すときです。いつも自分を支えてくれるパートナーや家族との時間を大切にすることで、心の平穏を取り戻せます。手の届かない幻影を追うより、すでにある温かな絆を育むことが幸いをもたらします。
未知の市場への無理な進出やハイリスクな投資は控え、手持ちの資産を守る防衛的な姿勢が求められます。慣れ親しんだ基盤や確実な資金管理に立ち返ることで、外部の波乱による損失を未然に防ぐことができます。前進を急がず手元の守備を固めることが、財の保全に直結します。
往けば蹇み来れば反るとは、内これを喜ぶなり。
周易本義爻辞
反りて二陰に就けばその安んずる所を得。
伊川易伝爻辞
九三は剛を以て正に居り、下体の上に処る。蹇の時に当たり、下に在る者は皆柔にして必ず三に依る、是れ下の附く所と為る者なり。三と上とは正応為るも、上は陰柔にして位無く、以て援と為すに足らず。故に上へ往けば則ち蹇なり。来とは下に来たるなり。反とは還り帰るなり。三は下の二陰の喜ぶ所と為る、故に来たるをその所に反ると為す。稍や安んずるの地なり。
伊川易伝小象伝
内とは下に在る陰なり。まさに蹇の時、陰柔は自立する能わず、故に皆九三の陽に附きてこれを喜愛す。九の三に処るは蹇においてその所を得るとなす。蹇に処りて下の心を得れば、以て安きを求むべし。故に来たるを以て反ると為すは、猶お春秋に帰ると言えるがごときなり。
周易注爻辞
進めば則ち険に入り、来れば則ち位を得、故に「往けば蹇にして来れば反る」と曰う。下卦の主と為り、是れ内の恃む所なり。
周易正義爻辞
正義に曰く、九三は坎と隣を為し、進めば則ち険に入る、故に「往けば蹇なり」と曰う。来れば則ち位を得、故に「来れば反る」と曰う。
周易正義小象伝
正義に曰く、「内これを喜ぶ」とは、内卦の三爻において唯だ九三の一陽のみ二陰の上に居り、是れ内の恃む所なるが故に「内これを喜ぶ」と云うなり。
一撮金爻辞
九三、三爻、下の下:江広くして波浪は天に湧き、強いて渡らば極めて危険なり。先ず退き守り、機を相(うかが)いて再び前図を策するに如かず。