East Almanac
日本語

46. 地风升 (升)

第2爻

この爻が動けば に変じる 15. 地山謙 (谦)
九二:孚あれば乃ち用いて禴するによろし、咎なし。

現代解釈

升卦九二は、剛健にして中を得ており、至誠の心で上卦の六五と応じ合っています。形式的な飾り立てよりも純粋な誠実さを重んじることで、咎なく喜びを得られる時です。

AIにこのページを聞いてみる

リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。

プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 46 升 — 第2爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/46/2

易の占い

易学の伝統において九二は、下卦の中位に位置し、剛にして中を得て六五の尊位と陰陽正応をなす吉相とされます。爻辞の「禴を用うるに利ろし」は、豪華な形式がなくとも至誠があれば神明に通じることを示し、小象伝も「九二の孚は、喜び有るなり」と説きます。これは心に信義を抱くことで善果を得やすくなる理を明らかにしています。要するに、虚飾を捨てて真心をもって接すれば、自然と道は開かれ慶びを迎えやすくなります。

仕事・キャリア

実務においては、派手なアピールや根回しよりも、確かな実力と実直な勤務態度が評価される局面です。古典の解釈では、形式的な体裁よりも核となる信頼と実績こそが上位者の心を動かすとされています。目の前の職責に誠心誠意向き合うことで、組織内での信望は着実に高まります。要するに、小細工を弄さず誠実に仕事を進めることが、登用や昇進への一番の近道となります。

恋愛・対人

過剰な演出や見栄を張ることなく、飾らない素直な心情を伝え合うことで絆が深まります。伝統的な象意が説くように、心の奥底にある純粋な信頼こそが関係を強固にし、些細な誤解を自然に解消します。ありのままの自分を見せ、相手の心に寄り添う姿勢が大切です。要するに、見栄を捨てて本音で向き合うことが、確かな信頼関係を育みます。

金運

見栄えのための過度な出費や派手な投資を避け、真に必要な実質的価値へと資源を集中すべき時です。易の教えは質素にして誠実な姿勢を尊び、無駄を省いた堅実な運用が最終的な安定をもたらすと説いています。取引先や関係者との信義を守り、実利を地道に積み重ねることが推奨されます。要するに、見栄を張らず地に足の着いた収支管理を徹底することが、財政基盤を固める鍵となります。

参考資料

原文

小象伝

「九二の孚」は、喜びあるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

義は沢地萃に見えたり。

伊川易伝爻辞

二は陽剛にして下に在り、五は陰柔にして上に居る。夫れ剛を以て柔に事え、陽を以て陰に従うは、時にして然るあると雖も、順道に非ざるなり。暗を以て明に臨み、剛を以て弱に事え、もし事勢に黽勉するがごときは、誠服に非ざるなり。上下の交わり誠を以てせざれば、それ久しかるべけんや、それ為すあるべけんや。五は陰柔なりと雖も尊位に居り、二は剛陽なりと雖も上に事うる者なり。当に内に至誠を存し、外に文飾を仮るべからず。誠が中に積もれば則ち自ら外飾を事とせず。故に「用いて禴するに利ろし」と言うは、誠敬を尚ぶを謂うなり。古より剛強の臣が柔弱の君に事うるに、矯飾を為さざる者は未だあらざるなり。禴は祭の簡質なるものなり。「孚ありて乃ち」と云うは、既に孚あれば乃ち宜しく文飾を用いず、専らその誠を以て上に感通すべきを謂うなり。かくの如くなれば則ち咎なきを得ん。剛強の臣を以て柔弱の君に事え、また升の時に当たりて、誠意相交わらずんば、それ咎を免るる能わんや。

伊川易伝小象伝

二は能く孚誠を以て上に事うれば、則ち唯だ臣たるの道咎なきのみならず、以て剛中の道を行い、沢天下に及ぶべし。これ喜あるなり。凡そ象に「慶あり」と言う者は、かくの如くなれば則ち福慶物に及ぶなり。「喜あり」と言う者は、事既に善にして、また喜ぶべきあるなり。山天大畜の「童牛の牿、元吉」の象に「喜あり」と云うが如し。蓋し童に牿すれば則ち易く、また強制の難を免る。これ喜ぶべきあるなり。

周易注爻辞

五と応をなせば、往けば必ず任ぜらる。夫の剛徳を体し、進みて寵を求めず、邪を閑ぎ誠を存し、志は大業にあり。故に乃ち約を神明に納るるを用いるに利ろし。

周易正義爻辞

正義に曰く、九二は五と応をなし、往きて五に升らば、必ず信任せらる。故に「孚」と言う。二は剛徳を体して中を履み、進みて寵を求めず、志は大業にあり。用心かくの如くなれば、乃ちその省約を神明に薦めて咎なかるべし。故に「孚ありて乃ち用いて禴するに利ろしく、咎なし」と言うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「喜あるなり」とは、上昇すれば則ち君に任ぜらるる所となり、約を薦むれば則ち神の享くる所となる。これの喜為ること、亦た宜しからずや。

出典