East Almanac
日本語

48. 水风井 (井)

第4爻

この爻が動けば に変じる 28. 泽风大過 (大过)
六四:井(い)を甃(しゅう)す。咎なし。

現代解釈

井卦六四は、井戸の内壁をレンガでしっかりと修繕し、崩落を防いで将来の安定稼働を確固たるものにする保全期を象徴します。外への供給を一時的に止め、内側の基盤を整えることに専念することで災いを未然に防ぐことができます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 48 井 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/48/4

易の占い

六四は陰爻が陰位を得て正しく、上卦の坎水の基底部にあって井戸の壁面を補修する「井甃」の象を担います。水を汲み上げる日常の機能を一時停止して修繕に努めることは、一見後退に見えても将来の崩壊を防ぐためであり、伝統的な注疏でも「修井無咎」の養護の象として「咎なし」と高く評価されます。当面の休止は潜在的なリスクを解消するための極めて不可欠な基盤強化の段階であり、要するに、今は外への拡張を止めて内部の補修と基礎固めに全力を注ぐべき防衛の時期です。

仕事・キャリア

組織の業務フロー刷新や個人の専門基盤の再構築など、積極的な拡大よりも内部体制の強化に徹するべきメンテナンスの局面です。易学の伝統において「修井」は目先の成果を一時的に棚上げしてでも致命的なトラブルを防ぐ最善策と見なされます。マニュアルの整備やツールの更新、基礎知識の復習に時間を充てることで、次の繁忙期に耐えうる強靭な組織力が培われます。要するに、今は攻めの姿勢を控え、足元の仕組みや基礎力を徹底的に鍛え直す絶好の機会です。

恋愛・対人

派手な進展や劇的なロマンスを追い求めるよりも、生活習慣の違いや対話のルールといった現実的な基盤を整えることが求められる時期です。一見すると平淡で静かな関係に見えるかもしれませんが、日常の小さなほころびを一つひとつ修復しておくことが将来の不和を防ぎます。互いの境界線を尊重し、安心できる環境を共同で構築することが絆をより強固なものにします。つまり、刺激を求めるのではなく、日々の生活の安心感と信頼関係を丁寧に補修してください。

金運

投機的な拡大や新規投資に打って出る段階ではなく、家計の防衛や契約内容の見直し、債務整理など内輪の守りを固めるべき時です。伝統的解釈の「甃」が器の補強を意味するように、財政基盤のひび割れを点検して修繕することが中長期的な資産防衛につながります。保険の見直しや遊休資産の整理に着手し、不測の事態に耐えうる強固な財務体質を作り上げることが賢明です。簡潔に言えば、守備力を高める資産管理に徹し、手元の土台を盤石に整えましょう。

参考資料

原文

小象伝

「井を甃す咎なし」とは、井を修むるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

「甃」は側救の反。

六をもって四に居る。その正を得たりといえども、陰柔にして泉ならざれば、ただ能く修治するのみにして物に及ぼすの功なし。ゆえにその象は井甃となり、占いはすなわち咎なし。占う者、能く自ら修治すれば、物に及ぼす功なしといえども、またもって咎なかるべし。

周易本義小象伝

「洌」の音は「列」。

洌は潔きなり。陽剛中正にして功が物に及ぶゆえ、この象を為す。占う者にその徳あれば、すなわちその象に契うなり。

伊川易伝爻辞

四は陰柔にして正に処し、上に九五の君を承く。才はもって広く利物を施すに足らずとも、また自守すべき者なり。ゆえに能く修治すれば咎なきを得る。「甃」は砌累なり、修治をいうなり。四は才弱くして広く物を済うの功をなすこと能わずといえども、その事を修治して廃するに至らざるは可なり。もし修治する能わずして人を養うの功を廃すれば、すなわち井の道を失い、その咎大いなり。高位に居りて剛陽中正の君を得たり。ただ能く正に処し上を承けてその事を廃せざれば、またもって咎を免るべきなり。

伊川易伝小象伝

甃とは井を修治するなり。その物を済う功を大にする能わずといえども、また能く修治して廃せざるなり。ゆえに咎なし。わずかに咎を免るるのみなり。もし剛陽にあらば、自ずからかくのごときに至らず。かくのごとくなればすなわち咎むべし。

周易注爻辞

位を得て応なく、自守して上に給すること能わず。もって井の壊れたるを修め、過ちを補うのみ。

周易正義爻辞

正義に曰く、「六四、井甃にして咎なし」とは、案ずるに子夏伝に曰く「甃も亦治むるなり、磚をもって井を塁ね、井の壊れたるを修むるを、これを甃となす」と。六四は位を得て応なく、自守するのみにして上に給すること能わず、もって井の崩壊を修むべし。これを人に施せば、もって徳を修め過ちを補うべし。ゆえに「井甃にして咎なし」というなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「井を修む」とは、ただ井の壊れたるを修むべし、いまだ上りて人を給養すべからざるなり。

出典