East Almanac
日本語

50. 火风鼎 (鼎)

第2爻

この爻が動けば に変じる 56. 火山旅 (旅)
九二:鼎に実あり。我が仇に疾あり、我に即く能わず、吉。

現代解釈

鼎の中に豊かな実りが満ちており、内に蓄えた確かな実力と慎重な態度によって、外からの嫉妬や干渉を自然と退けられる吉相です。浮つかずに足元を固め、静かに本分を尽くす姿勢が安泰をもたらします。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 50 鼎 — 第2爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/50/2

易の占い

九二は内卦の中を得た剛爻であり、器の中に充実した養分が満ちている様を象徴しています。伝統的な解釈では、自らの徳と中庸を守って慎重に行動していれば、周囲にねたみを持つ者が現れても害を及ぼすことはできないとされます。之卦の火山旅は、充実している時こそ旅人のような謙虚さと警戒心を忘れてはならないことを戒めています。実力を誇示せず静かに蓄えを守ることで、どのような雑音にも揺るがない基盤が保たれます。

仕事・キャリア

専門的な能力や実務での実績が十分に蓄積され、周囲の追随を許さない優位性を確立している時期です。伝統的な読み解きでは、同僚の嫉妬や批判が生じたとしても、隙のない実務能力の前には無力化するとされます。無用な自己主張や派閥争いには関わらず、ただ自らの持ち場を淡々と高品質に仕上げることが最善の防御となります。確かな成果を着実に積み上げることで、揺るぎない評価と信頼が自ずと定着します。

恋愛・対人

二人の間の信頼関係が非常に豊かで、外部の干渉や噂話に惑わされることのない充実した状態にあります。易の象意が教えるように、内実が満たされていれば、周囲の無責任な言動が二人の絆を損なうことはありません。他者と比較したり関係を周囲に見せびらかしたりせず、二人だけの温かな時間を丁寧に積み重ねることが大切です。足元の幸福を大切に守り抜くことで、外部のいかなる影響も退ける強い結びつきが維持されます。

金運

蓄えや基盤となる資産が整っており、外的リスクに対する十分な抵抗力を備えている局面です。象意は豊かさを内に秘め、軽はずみな拡張や怪しげな儲け話に手を出さない慎重さを促しています。周囲からの不当な要求や投資の勧誘に対しては、きっぱりと境界線を引く冷静さが資産を守る盾となります。手元にある確固たる基盤を地道に守り育てる姿勢が、長期的な安定を支えます。

参考資料

原文

小象伝

鼎に実ありとは、行く所を慎むなり。我が仇に疾ありとは、終には咎なきなり。

古典注釈

周易本義爻辞

仇の音は求なり。

剛を以て中に居り、鼎に実あるの象なり。我の仇とは初を謂う。陰陽相い求めて正にあらざれば、則ち相い悪に陥れて仇と為る。二は能く剛中自守す、則ち初は近しと雖も以てこれに就くこと能わず。是を以てその象此の如く、その占いは是の如くなれば則ち吉なり。

周易本義小象伝

実ありてその往く所を慎まざれば、則ち仇の即く所と為りて悪に陥らん。

伊川易伝爻辞

二は剛実を以て中に居り、鼎の中に実あるの象なり。鼎の実あるや、上に出づれば則ち用と為る。二は剛陽にして済用の才あり、五と相い応じ、上は六五の君に従えば則ち正を得てその道亨るべし。然れども初と密比し、陰は陽に従う者なり。九二は中に居りて中応ず、正を失うに至らず。己れ自守すと雖も、彼れ必ず相い求む、故に能くこれを遠ざけて我に就き来たらざらしめば則ち吉なりと戒む。仇は対なり、陰陽相対するの物、初を謂うなり。相い従えば則ち正にあらずして義を害す、是れ疾あるなり。二は当に正を以て自守し、彼をして己に就き来る能わざらしむべし。人能く正を以て自守せば、則ち不正はこれに就くこと能わず、吉なるゆえんなり。

伊川易伝小象伝

鼎の実あるは、人の才業あるがごときなり。当に趨向する所を慎むべし、往く所を慎まざれば則ち亦た非義に陥らん。二能く初に昵れずして上は六五の正応に従うは、乃ちこれ往く所を慎むなり。「我の仇に疾あり」とは上文を挙ぐるなり。我が仇の己に対比する者とは初を謂うなり。初は己に比して正にあらざるは、是れ疾あるなり。既に正を以て自守すれば、則ち彼れ我に即くこと能わず、終に過尤無きゆえんなり。

周易注爻辞

陽の質を以て鼎の中に処す、実ある者なり。実あるの物は復た加うべからず、これを益せば則ち溢れ、反りてその実を傷らん。「我が仇」とは五を謂うなり。剛に乗ずるの疾に困しみて我に就くこと能わざれば、則ち我溢れず、その吉を全うするを得るなり。

周易注小象伝

実あるの鼎は、復た取る所あるべからず。才任巳に極まり、復た加うる所あるべからず。

周易正義爻辞

正義に曰く:実は陽を謂うなり。仇は匹なり。即は就くなり。九二は陽の質を以て鼎の中に居り、「実あり」とする者なり、故に「鼎に実あり」と曰う。実あるの物は復た加うべからざるなり。これを加うれば則ち溢れてその実を傷う。六五は我が仇匹にして、来たりて我に応ぜんと欲す、「剛に乗ずるの疾に困しみて我に就くこと能わざれば、則ち我溢れずしてその吉を全うする」なり、故に「我の仇疾あり、我に即く能わず、吉なり」と曰う。

周易正義小象伝

正義に曰く:「往く所を慎む」とは、之は往くなり。此れより已往、宜しくこれを慎むべきなり。正義に曰く:「終に尤も無きなり」とは、五は既に剛に乗ずるの疾ありて我に加うること能わざれば、則ち我「終に尤も無きなり」。

一撮金爻辞

九二二爻上上:小子門庭を出で、青衣久しく程を問う。貴人来たりて助勢し、花謝して子還た成らん。

出典