East Almanac
日本語

53. 风山漸 (渐)

第4爻

この爻が動けば に変じる 33. 天山遁 (遁)
六四:鴻、木に漸む。或いはその桷(たるき)を得れば、咎なし。

現代解釈

六四は不安定な木の枝にとまりながらも、平らな横木を見つけて身を落ち着ける雁のように、柔軟な適応力で難局を乗り切る様を表します。不慣れな環境や妥協を要する状況であっても、謙虚に調和を図ることで過ちなく過ごせます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 53 渐 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/53/4

易の占い

水鳥である鴻にとって木にとまることは不自然ですが、六四は柔軟に従順な徳を備えているため、安定した枝を見出して難を逃れます。小象伝が「順以て巽(したが)う」と評するように、状況に逆らわず身を低くして調和を選ぶ知恵が古典上評価されています。之卦が天山遯となることからも、無理に自己主張を通さず一歩退いて拠点を確保する身の処し方が功を奏します。理想に固執せず現実的な妥協点を見出すことが、無事と安定を保つ最善策です。

仕事・キャリア

不本意な配置転換や慣れない調整役を任される可能性がありますが、持ち前の柔軟性で居場所を築くことができます。正面から不満をぶつけるのではなく、組織の意向を汲み取って立ち回ることで余計な摩擦を回避できます。自分を主張しすぎず与えられた役割の中で落としどころを探ることが、確実な足場作りにつながります。

恋愛・対人

相手との価値観の違いや環境の不自由さを感じる場面があっても、寛容な姿勢によって関係が保たれます。完璧な理想像を相手に押し付けず、お互いに歩み寄れる現実的な落としどころを見出すことが安心感をもたらします。小さな妥協を受け入れて穏やかに寄り添うことが、ふたりの間に心地よい居場所を作ります。

金運

市場環境や収入状況に不透明さがあるものの、臨機応変な防御策をとることで手元の資産を守ることができます。大きなリターンを狙う時期ではなく、安全性の高い保全型の手段に一時的に資金を寄せておくのが賢明です。過度な欲を出さず手堅い避難先を確保することが、財政的な平穏を守る鍵となります。

参考資料

原文

小象伝

或いはその桷を得るとは、順にして以て巽(したが)えばなり。

古典注釈

周易本義爻辞

桷の音は角。

鴻は木に棲まず。桷は平らかなる柯(えだ)なり。あるいは平柯を得ればすなわち安んずべし。六四は剛に乗じ而して順巽なり。ゆえにその象はこのごときのようであり、占う者これのごとくならばすなわち咎なきなり。

伊川易伝爻辞

漸の時に当たり、四は陰柔をもって進みて剛陽の上に拠る。陽剛にして上進するに、豈によく陰柔の下に安処せんや。ゆえに四の処る所は安地にあらず。鴻の木に進むがごとし。木漸く高し、而して不安の象あり。鴻は趾(あしゆび)連なりて枝を握ること能わず、ゆえに木に棲まず。桷は横平なる柯なり。ただ平柯の上においてのみ安処すること能う。四の処る所は本と危うきも、あるいは自ら安寧の道を得ること能わばすなわち咎なきを謂うなり。鴻の木において本と安からざるも、あるいは平柯を得てこれに処ればすなわち安きがごとし。四は正に居りて巽順なり、宜しく咎なかるべき者なり。必ず得失をもって言う者は、得失に因りてもってその義を明らかにするなり。

伊川易伝小象伝

桷とは平安の処なり。安きを求むる道はただ順と巽のみ。もしその義順正にしてその処る卑巽ならば、いずれの処にして安からざらんや。四の順正にして巽なるがごときは、乃ち桷を得るなり。

周易注爻辞

鳥にして木に之くは、その宜しきを得るなり。「あるいはその桷を得」とは、安棲に遇うなり。剛に乗ずと雖も、志相得るなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、「鴻木に漸む」とは、「鳥にして木に之くは、その宜しきを得るなり」。六四は進みて位を得たり。ゆえに「鴻木に漸む」と言うなり。「あるいはその桷を得て咎なし」とは、桷は榱(たるき)なり。木に之きて桷となすに堪ふる枝に遇うは、その平直にして安んずべきを取るなり。六四は五と相得て、順にして相保つ。ゆえに「あるいはその桷を得」と言う。すでに相得たれば剛に乗ずるの咎なし。ゆえに「咎なし」と言うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「順にして以て巽なり」とは、四は三に乗ずと雖も、体は巽にして下に附き、三は乗ぜらるると雖も、上順にして相保つを言う。六四のその安棲を得る所以は、「順にして以て巽なる」がごときなり。

出典