周易本義爻辞
宗党なり。六二は中にして且つ正なりといえども、上に応ずることあり、大同すること能わずして私に係(つな)がる。吝の道なり。ゆえにその象占かくのごとし。
第2爻
六二:宗に於て人に同ず、吝なり。
六二は卦中唯一の陰爻でありながら、特定の身内や親しい集団だけに心を寄せる偏狭さに陥りやすい立場を戒めています。伝統的な爻辞は「宗に同ずれば吝なり」と述べ、仲間内だけの閉鎖的な同調が発展を妨げることを指摘します。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 13 同人 — 第2爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/13/2
六二は中正を得て九五と正応の関係にありますが、全陽が寄り集まる中で親密な身内だけに結びつきを限ると、大局的な協調を失ってしまいます。之卦が乾卦へと向かうことは、閉ざされた小集団から脱却し、より剛健で普遍的な視野を持つ必要性を促しています。親しい仲間内だけに閉じこもる狭い関係性を打破することが、停滞を避けるための鍵となります。
業務において身内や特定のお気に入りだけでチームを固めてしまうと、周囲の不信を買い全体の士気を損ねる恐れがあります。古典の解釈において閉鎖的な同調は行き詰まりの道とされ、公平な機会配分と風通しの良さが強く求められます。一部の近しい人だけに頼るのをやめ、広く周囲と連携することが組織の活性化につながります。
パートナーとの二人だけの世界や互いの家柄・固定観念に過度に閉じこもり、外の社会から孤立してしまう懸念があります。排他的な関係性は一見緊密に見えても、息苦しさや相互依存の歪みを生み出す原因となります。互いの交友関係や広い社会との接点を大切にすることが、二人の関係をより健やかに長続きさせます。
親しい知人からの未確認の情報や、身内感覚による曖昧な金銭のやり取りは思わぬ損失を招く温床となります。情義に流されて客観的なリスク評価を怠ると、健全な資金計画が大きく狂いかねません。身内びいきの判断を排し、客観的な基準に照らして判断することが財産を守る要となります。
宗に於て人に同ずとは、吝なる道なり。
周易本義爻辞
宗党なり。六二は中にして且つ正なりといえども、上に応ずることあり、大同すること能わずして私に係(つな)がる。吝の道なり。ゆえにその象占かくのごとし。
周易本義小象伝
莽は莫蕩の反。剛にして中ならず、上に正応なし。二に同ぜんと欲してその正に非ず。九五の攻めらるるを懼る。ゆえにこの象あり。
伊川易伝爻辞
二と五とは正応たり、ゆえに「人を宗に同にす」という。宗とは宗党をいう。繋応する所に同ずるは、これ偏与する所あるなり。同人の道にあっては私狭たり、ゆえに吝とすべし。二にしてもし陽爻ならば剛中を得る徳たり、すなわち中道をもっておのずから同じくし、私とならざるなり。
伊川易伝小象伝
諸卦は中正相応ずるをもって善となすが、同人においては吝とすべし。ゆえに五は君の義を取らず。けだし私比は人君の道に非ず、同じくするに私をもってするは吝とすべきなり。
周易注爻辞
応は五にあり、ただ主たる者にのみ同ず、主を過ぐればすなわち否(しから)ず。心を用うること偏狭にして、鄙吝の道なり。
周易正義爻辞
正義に曰く、繋応は五にありて、人に和同するに宗族に在り、弘闊なること能わざるは、これ鄙吝の道なり。ゆえに『象』に「吝道なり」という。
一撮金爻辞
六二・二爻、上上。心も和同し、事も和同す。門外にて施すによろしく、交わり重なりて事終りあり。