East Almanac
日本語

19. 地泽臨 (临)

第6爻

この爻が動けば に変じる 41. 山泽損 (损)
上六:敦臨、吉にして咎なし。

現代解釈

「上六」は臨の卦の極みにあり、至誠と厚情をもって基盤を包み込む「敦臨」の姿を象徴します。高い立場にありながら心を常に内なる人々へ向け、誠実を尽くすことで過ちなく吉を得られます。

AIにこのページを聞いてみる

リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。

プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 19 临 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/19/6

易の占い

上六は坤の卦の最上位に位置し、地のように厚く穏やかな徳性を備えています。小象伝が「志、内に在り」と説くように、現場の第一線から離れた境遇にあっても、その心は常に後進や組織の土台への温かい配慮に向けられています。名声や地位に執着することなく、誠心誠意の態度で他者を支える姿勢が、周囲からの深い信望を集めます。私心のない温かな真心に徹することで、状況が移り変わっても平穏と吉祥が保たれます。

仕事・キャリア

最前線での競い合いを卒業し、後進の育成や相談役、あるいは円滑な業務継承に注力するのに適した段階です。自らの知識や経験を独占せず、惜しみなく後輩に分け与えることで、組織全体の基盤が盤石なものとなります。古典の解説が伝える通り、功績を誇らず裏方に回る寛大さが、永続的な名声と敬意を築きます。人を育てる温かな支援に専念することが、確かな信頼の遺産を残します。

恋愛・対人

恋愛や夫婦関係において、情熱的な高揚を越えた深い慈しみと感謝の情が育まれる局面です。相手の欠点や日々の変化を大らかな心で受け止め、精神的な安心基地となることで、絆はいっそう揺るぎないものになります。伝統的な知恵が示すように、見返りを求めない厚い真心こそが最も永続的な愛情を形作ります。穏やかな気遣いと深い受容を心がけることで、二人の関係は確かな温もりに包まれます。

金運

拡大や積極的な利益追求の時期を終え、資産の保全、家族への継承、あるいは意義ある社会的使途へ配分する段階に入ります。短期的な収益の上下に惑わされず、長期的な生活の安定や家族の将来を守る手堅い枠組みを整えることが安心につながります。古典的な視点でも、徳をもって基盤を固める姿勢が富の散逸を防ぐ最良の道とされます。堅実な保全と計画的な継承を意識することが、永続的な安定をもたらします。

参考資料

原文

小象伝

「敦臨の吉」は、志、内に在るなり。

古典注釈

周易本義爻辞

卦の上に居り、臨の終わりに処す。臨むことに敦厚なるは、吉にして咎なきの道なり。ゆえにその象占かくのごとし。

伊川易伝爻辞

上六は坤の極にして順の至りなり。しかして臨の終わりに居り、臨むことに敦厚なり。初・二とは正応にあらずといえども、然れども大率は陰は陽を求め、またその至順なるがゆえに、志は二陽に従うにあり。尊にして卑に応じ、高にして下に従い、賢を尊び善を取るは敦厚の至りなり。ゆえに「敦臨」という。吉にして咎なき所以なり。陰柔にして上に在れば、よく臨む者に非ずして宜しく咎あるべし。その剛に順うこと敦厚なるを以てのゆえに、吉にして咎なきなり。六は臨の終わりに居るも極まるの義を取らず。臨は過極なきがゆえに、ただ厚き義となす。上は位なきの地にして、ただ上に在るを以て言う。

伊川易伝小象伝

志は内に在りて初と二とに応ずるなり。志は剛陽に順いて敦篤なり、その吉なるや知るべきなり。

周易注爻辞

坤の極に処し、敦厚をもって臨む者なり。志は賢を助くるにあり、敦きを以て徳となす。剛長にあるといえども、剛も厚きを害せず、ゆえに「咎なし」なり。

周易正義爻辞

正義に曰く、敦は厚なり。上六は坤の上に処し、敦厚にして臨をなす。志は賢を助くるにあり、敦厚をもって徳となす。ゆえに「敦臨吉」という。剛長にあるといえども、志行うこと敦厚なれば、剛も害せざる所以にして、ゆえに「咎なし」なり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「敦臨吉」の義を釈くなり。上卦の極に在りといえども、志意は常に内の二陽に在り、意は賢を助くるにあり、ゆえに吉を得るなり。

一撮金爻辞

上六・六爻、上中:朧なる秋月は朱の扉に映じ、林の処の鶏声は遠き処に生ず。おのずから貴人の相い引き導くあり、何ぞ用いん、流鶯に似たる巧語を。

出典