周易本義爻辞
已は夷止の反。
乾の三陽は艮に止められるゆえに、内外の卦がそれぞれその義を取る。初九は六四に止められるため、その占いは往けば危うきがあり、止まるに利しとなる。
第1爻
初九:危うきことあり、已むに利ろし。
初九は大畜の始まりにあたり、前進する力がありながらも前方の険しい山に阻まれるため、あえて立ち止まることで災いを避ける時です。勢いに任せて無理に進むことを厳に慎み、危険を察知して自重することが最善の守りとなります。
AIにこのページを聞いてみる
リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 26 大畜 — 第1爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/26/1
剛健な陽爻が最下位にあって前進しようとするものの、応じる六四の艮山に阻まれて進めば危難に直面する位置にあります。小象伝に「厲あるも已むに利ろしとは、災を犯さざるなり」と説かれるように、「已む(立ち止まる)」英断を下すことで災厄を未然に回避できます。之卦は山風蠱となり、今は外への進出よりも内面の課題の整頓や基礎の修復に注力すべき段階であることを示しています。一言で言えば、前方に危険を察知したら潔く足を止め、自制を保つことで無用な災難を避けやすくなります。
新規案件の着手や性急な方針展開において、組織内の抵抗やリソース不足などの明確な壁を感じた場合は、無理に突破しようとしてはなりません。勢いだけで強行突破を試みると大きな摩擦や損失を招くため、一度計画を停止し、手元の基礎業務や内部の体制固めに立ち戻ることが賢明です。障害が自然と解消されるか状況が整うまで、力を内に蓄えて機を待ちましょう。一言で言えば、仕事の滑り出しで壁にぶつかったら無理をせず、一旦引いて足元を固めるのが正解です。
出会いの初期や関係の進展において、相手に躊躇や警戒の態度が見られるときは、決して強引に距離を縮めようとしてはなりません。過度なアプローチは相手の防衛心を強め、せっかくの可能性を台無しにしてしまう恐れがあります。一歩引いて礼儀正しい距離感を保ち、まずは自分自身の生活や魅力を整えることに専念しましょう。一言で言えば、相手に迷いがあるときは強引に迫らず、静かに間を置くことで関係の修復や進展の余地が保たれます。
投資や金銭取引において、市場の先行きに不透明感やリスクの兆候を少しでも察知したなら、即座に売買の手を止めることが肝要です。「已むに利ろし」とは損失の拡大を防ぐ賢明な自制を意味し、安易なナンピン買いや投機的な冒険は避けるべき局面です。大切な元本を守り抜く姿勢を貫くことで、将来の確かな勝機に備えることができます。一言で言えば、少しでも不穏な気配を感じたら新規取引を直ちに中断し、資金を守ることに専念してください。
危うきことあり已むに利ろしとは、災を犯さざるなり。
周易本義爻辞
已は夷止の反。
乾の三陽は艮に止められるゆえに、内外の卦がそれぞれその義を取る。初九は六四に止められるため、その占いは往けば危うきがあり、止まるに利しとなる。
伊川易伝爻辞
大畜は艮の止が乾を畜める。ゆえに乾の三爻はみな止められることを義とし、艮の三爻はみなこれを止めることを義とする。初九は陽剛にしてまた健体であり、下に居て必ず上進するものである。六四は上に居てこれを畜め止める。どうして上にありて位を得た勢いに対抗できようか。もしこれを犯して進めば危厲がある。ゆえに利は止まりて進まざるにある。他卦においては四と初は正応であり相援けるものであるが、大畜においては相応ずることがすなわち相止畜することとなる。上九と九三はともに陽であれば志を合わす。けだし陽はみな上進する物であるゆえに同志の象があり、相止める義はない。
伊川易伝小象伝
危うきあらばすなわち已(や)むべし。災危を犯して行くべからず。その勢いを度(はか)らずして進めば災いあること必せり。
周易注爻辞
四は乃ち已を畜む、未だ犯すべからざるなり。故に進めば厲(あや)うきあり、已めば利しきなり。
周易注小象伝
健の始動に処りて、未だその健を果たさざる者なり。故に能く已むに利し。
周易正義爻辞
正義に曰く、初九は四に応ずると雖も、四は乃ち己を抑止し畜む。己いま若し往けば、危厲あり。唯だ休已するに利しく、前進するを須(もち)いざれば、禍凶を犯さず。故に《象》に「災を犯さざるなり」と云う。