周易本義爻辞
「何天之衢」とは、何ぞそれ通達の甚だしきやと言うのである。畜極まりて通じ、豁達として遮るものがない。ゆえにその象占はこのようである。
第6爻
上九:天の衢を何う、亨る。
大畜卦の上九は、長期間にわたる蓄積と制約が解け放たれ、天に通じる平坦な大道へと転化する節目を示します。伝統的解釈において、試練を越えて大業が天下に行き渡る最高峰の吉兆と位置づけられます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 26 大畜 — 第6爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/26/6
最上位にある上九は、艮の制止が極まって遮るもののない天衢へと変貌し、小象伝が「道大いに行われる」と讃える好機を迎えています。蓄えられた力が天下を潤す流れへと転換し、かつての障壁はことごとく消え去ります。長年の蓄積が実を結ぶ時期ですので、確固たる信念を持って堂々と前進してください。
これまで堅実に積み上げてきた専門技能や人脈が、一気に枠組みを超えて活きる発展期に入ります。蓄えの限界を超えて制約が取り払われ、事業や職務は広々とした飛躍の道へと押し出されます。下積みの努力が決定的な飛躍へと結びつく時ですので、大きな潮流に乗って新たな展望を切り開くのが賢明です。
互いの境遇の違いや心の障壁を粘り強く乗り越え、わだかまりのない深い相互信頼へと至る段階です。関係を阻んでいた条件が解消され、共に歩む将来像が澄み渡るように見通せるようになります。過去の不安を手放し、素直な心で新たな一歩を二人で踏み出してください。
手堅く続けてきた資産形成や蓄財の基盤が成熟し、複数の経路から持続的な果実をもたらす配置です。目先の利益を焦るのではなく、長期的な保全と次世代を見据えた運用の仕組みを整えるのに適しています。準備が整って自然に道が開ける巡り合わせですので、落ち着いて全体の舵取りを行ってください。
天の衢を何うとは、道大いに行わるるなり。
周易本義爻辞
「何天之衢」とは、何ぞそれ通達の甚だしきやと言うのである。畜極まりて通じ、豁達として遮るものがない。ゆえにその象占はこのようである。
伊川易伝爻辞
予、これを胡先生に聞けり。曰く「天之衢亨に誤りて何の字を加えたるなり。事極まれば則ち反るは理の常なり。ゆえに畜極まれば則ち亨る。小畜は畜むること小なり、ゆえに極まれば成り、大畜は畜むること大なり、ゆえに極まれば散ず。極まれば既に当に変ずべく、また陽性は上行す、ゆえに遂に散ずるなり。天衢とは天路なり。虚空の中に雲気飛鳥の往来するを謂う、ゆえにこれを天衢と謂う。天衢之亨とは、その亨通曠闊にして蔽阻なきを謂うなり。畜道においては変ぜり。変じて亨るは畜道の亨るにあらざるなり」と。
伊川易伝小象伝
何を以てこれを天衢と謂うか。止まり遮られることなく道路が大いに通行するを以てなり。天衢は通常の語にあらざるゆえに、象は特に問いを設けて「何をか天の衢と謂わん」と曰い、道路の大いに通行すること空豁の状を取るを以てなり。象に「何」の字あるゆえに、爻の下にもまた誤りてこれを加えたるなり。
周易注爻辞
畜の極みに処る。畜極まれば則ち通じ、大畜以て大いに亨るの時に至る。何は辞なり、猶お何をか畜めんと言うがごとし、乃ち天の衢亨るなり。
周易正義爻辞
正義に曰く、「何天之衢亨」とは、何は語辞を謂い、猶お「何ぞ畜めん」と言うがごとし。畜極まるの時に処りて、更に何をか畜めんや。乃ち天の衢亨りて、通ぜざる所無きなり。故に《象》に「何天之衢は、道大いに行わるるなり」と云う。何氏云く「天衢既に通ずれば、道乃ち大いに亨る」と。
一撮金爻辞
上九・六爻(上上):事に喜びあり、物に光あり。始終よく商量せよ、壺中の日月長し。