East Almanac
日本語

43. 泽天夬 (夬)

第3爻

この爻が動けば に変じる 58. 兌為泽 (兑)
九三:頄に壮なり、凶あり。君子夬夬たり、独り行きて雨に遇い、濡るるが若くして慍らるるあれども、咎なし。

現代解釈

九三は気負いが顔色に出やすく周囲から孤立しやすい立場ですが、私心を捨てて一人正しい筋道を通すことで最終的に咎を免れます。伝統的な教えは、一時的な誤解や摩擦に耐えて大義を貫く姿勢を説いています。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 43 夬 — 第3爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/43/3

易の占い

下卦の最上位にあって剛毅さが勝り、上六の陰と応じる関係にあるため、同僚から余計な疑念を持たれやすい配置です。爻辞は「独り行きて雨に遇い、濡るるが若くして慍るあれども咎なし」と述べ、孤立や不満を味わいながらも志を曲げない気概を肯定しています。周囲の誤解を恐れずに誠実な行動を重ねていけば、やがて正当性が理解されます。

仕事・キャリア

困難な課題の整理や方針転換を主導する際、単独での行動が周囲に波風を立て、反発を受けることがあります。小象伝が「終には咎なきなり」と示す通り、私心のない職務遂行であれば一時の風当たりは次第に収束へと向かいます。目先の評判に惑わされず粘り強く実績を積み上げることが、信頼回復の確実な道です。

恋愛・対人

周囲の反対や環境の制約によって、二人の関係に対して理不尽な不満やストレスが募りやすい時期です。古典的な洞察では、外からの重圧を共に耐え忍ぶ経験こそが二人の結びつきを純化させるとされます。他人の評価に一喜一憂せず、互いの誠意を信じて寄り添い続けることが関係を前進させます。

金運

不採算な案件の清算や資産の見直しを進めるにあたり、関係者との摩擦や一時的な損失を被る可能性があります。易の理は、痛みを伴う決断であっても筋道を通した整理を行えば長期的な破綻を防げると示しています。一時的な不利益に動じず厳格にルールを適用することが、資産全体の健全化につながります。

参考資料

原文

小象伝

「君子夬夬たり」とは、終わりに咎なきなり。

古典注釈

伊川易伝爻辞

愠・无咎の爻辞は錯乱せり。定安の胡公はその文を移して曰く「頄に壮にして凶あり、独り行きて雨に遇い若し濡る、愠あり君子夬夬す咎なし」と。これもまた未だ安らかならず。まさに云うべし「頄に壮にして凶あり、独り行きて雨に遇う、君子夬夬す、若し濡れて愠まるるも咎なし」と。夬決は剛健を尚ぶの時なり。三は下体の上に居り、また健体の極に処り、決するに剛果なる者なり。頄とは頬骨なり。上に在りて未だ上を極めざる者なり。三は下体の上に居り、上に在りと雖も未だ最上となさず、上に君ありて自らその剛決を任ずるは、頄に壮なる者なり。凶の道あるなり。「独り行きて雨に遇う」とは、三は上六と正応たり。方に群陽共に一陰を決するの時にして、己若し私応を以ての故に衆と同じくせずして独り行けば、則ち上六と陰陽和合す、故に「雨に遇う」と云う。易中に雨を言うは皆陰陽の和を謂うなり。君子の道長じ小人を決去するの時にして、己独りこれと和す、その非たるは知るべし。ただ君子斯の時に処れば、則ち能く夬夬す。「夬夬」とはその夬を決し、その断を果決するを謂うなり。その私与なりと雖もまさに遠く絶つべし。若し濡汚を見られて愠悪の色あるがごときも、かくの如くなれば則ち過咎なし。三は健体にして正に処る、必ずしも是の失あるにあらず。此の義に因りて以て教えとなすのみ。爻文の交錯する所以は、雨に遇うの字あり、また濡の字あるに由りて、故に誤りて連なるとしたるなり。

伊川易伝小象伝

私好に牽梏せらるるは決なきに由るなり。君子は義これ与に比し、まさに決すべきに決す、故についに咎あるに至らざるなり。

周易注爻辞

頄は面の権なり、上六を謂うなり。最も体の上に処る、故に「権」と言うなり。剥の六三は、陽に応ずるを以て善となす。夫れ剛長ずれば則ち君子の道興り、陰盛んなれば則ち小人の道長ず。然らば則ち陰の長ずるに処りて陽を助くれば則ち善なり、剛の長ずるに処りて柔を助くれば則ち凶なり。夬は剛長となすに、三は独り上六に応じ、小人を助く、是を以て凶なり。君子これに処れば、必ず能くかの情累を棄て、これを決して疑わず、故に「夬夬」と言うなり。若し衆陽と群となさずして、独り行きて志を殊にし、小人に応ずれば、則ちその困を受く。「雨に遇いて濡るるがごとし」とは、恨みあれども咎むる所なきなり。

周易正義爻辞

「九三、頄に壮なり」より「咎なし」に至る。

正義に曰く、「頄に壮にして、凶あり」とは、頄は面の権なり、上六を謂うなり。言うこころは、九三は夬の時に処り、独り上六に応じ、小人を助く、是を以て凶なり。剥の六三の陰長の時に処りて上に応じ、これ陽を助けて善となすがごときなり。今九三は剛長の時に処り、独り陰を助くるは凶なり。「君子夬夬す」とは、君子の人、もし此の時に於いて能くその情累を棄て、応ずる所を受けず、決断に在りて滞りなきは、これ「夬夬」なり。「独り行きて、雨に遇いて濡るるがごとく、愠まるるも咎なし」とは、若し決断する能わず、衆陽と殊にして小人に応ずれば、則ちその衣を濡湿せらるるを受け、自ら怨恨となすも、人を咎責することなし、故に「愠まるるも咎なし」と言うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、衆陽が陰を決するに、独り上六と相応ずるは、これ咎あるなり。もし能く「夬夬」としてこれを決して疑わざれば、則ち「終に咎なからん」。然らば則ち象の「咎なし」と云うは、自ら「君子夬夬す」を釈す、経の「咎なし」にあらざるなり。

一撮金爻辞

九三・三爻中平:虎は前途に伏す、行人みだりに呼ぶなかれ。路傍すべからく仔細にすべし、災禍自然になからん。

出典