周易本義爻辞
所謂位に当たりて以て節とし、中正にして以て通ずという者なり。ゆえにその象占かくのごとし。
第5爻
九五:甘節、吉なり。往けば尚ばるることあり。
節の九五は、中正の徳をもって誰もが納得する心地よい節度を自ら実践し、多くの支持を得て前進する吉相を示しています。厳格さと温かさを兼ね備えたバランス感覚が、周囲を感化し実りある成果をもたらします。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 60 节 — 第5爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/60/5
卦の主爻として尊位にあり中正を得ている九五は、人々に押し付ける苦しい制限ではなく、万人が心地よく感じる調和のとれた規範を体現します。古典の注釈では「甘節の吉は、位中庸に居ればなり」と述べられ、中庸の徳に基づいた柔軟な節度が賞賛と発展を導くとされます。自らが範を示しつつ他者を思いやる姿勢が、大局を好転させる原動力となります。バランスの取れた指針を掲げ、自信を持って前進してください。
厳しさと配慮のバランスが取れたリーダーシップを発揮し、関係者の意欲を最大限に引き出せる好機です。易の伝統では、過不足のない現実的な基準を自ら示すことで、周囲の納得と自発的な協力を引き出せると説かれます。公正かつ温かみのある方針が評価され、取り組みは順調に拡大していくはずです。自らが率先して規範を示し、全員が納得できる目標を掲げて進めましょう。
相手への敬意と適度な甘やかさが調和し、互いにとって居心地が良く満ち足りた絆が築かれています。古典的な視点では、束縛感のない成熟したパートナーシップが互いの生活を豊かに潤す象徴とされます。感謝と思いやりを言葉と態度で素直に分かち合うことで、関係は一層深まります。互いに負担を感じない優しさを行き届かせ、心豊かな時間を育んでください。
必要な備えを怠らない堅実さと、日々の生活を豊かにするための適度な支出が理想的な均衡を保っています。伝統的な解説によれば、切り詰めすぎない中庸の金銭管理こそが、持続的な安定と心の充足をもたらすとされます。健全な基準を守りながら計画的にリソースを活用することで、生活のゆとりが保たれます。健全なバランスを保った資金管理を続け、日々の豊かさを実感しましょう。
「甘節の吉」は、位の中央に居ればなり。
周易本義爻辞
所謂位に当たりて以て節とし、中正にして以て通ずという者なり。ゆえにその象占かくのごとし。
伊川易伝爻辞
九五は剛中正にして尊位に居り、節の主となる。所謂位に当たりて以て節とし、中正にして以て通ずる者なり。己に在りては安行し、天下は説(よろこ)び従う。節の甘美なる者なり。その吉なるや知るべし。これを以て行けばその功大なり。ゆえに往けば尚(たっと)ぶべきことあるなり。
伊川易伝小象伝
既に尊位に居りてまた中道を得たり。ゆえに吉にして功あるなり。節は中を以て貴しとなす。中を得れば正なり。正は必ずしも尽く中ならず。
周易注爻辞
位に当たり中に居り、節の主となる。その中を失わず、財を傷(そこな)わず民を害せざるの謂いなり。節を為して苦からざるは、甘にあらずして何ぞや。この術を以て往けば、往きて尚(たっと)ばるるあるなり。
周易正義爻辞
正義に曰く:「甘」とは苦からざるの名なり。九五は尊位に居り、正を得て中を履み、能く中正を以て節の主となるは、『彖』に「節は制度を以てし、財を傷(そこな)わず、民を害せず」と曰うの謂いに当たるなり。節を為して傷害なきは、苦からずして甘し。吉を得る所以なり。ゆえに「甘節にして吉なり」と曰う。これを以て行えば往く所皆嘉尚さるるあり。ゆえに「往けば尚ばるるあり」と曰うなり。
周易正義小象伝
正義に曰く:「位の中なるに居る」とは、尊位に居りて中を得るを以てのゆえに、甘節の吉を致すなり。