周易本義爻辞
門庭は門の内の庭なり。九二は行うべきの時に当たりて剛を失い正しからず、上に応与なく、節を知りて通を知らず。ゆえにその象占かくのごとし。
第2爻
九二:門庭を出でず、凶なり。
節の九二は、行動を起こすべき好機が到来しているにもかかわらず、過度の慎重さから門庭にとどまり機を逸する危うさを示しています。適切な節度とは頑なな固執ではなく、時機に応じた決断と行動の中にこそ宿ります。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 60 节 — 第2爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/60/2
内卦の兌の中にあり剛中を備える九二は、踏み出すべき条件が整っている段階に位置しています。古典的な注釈では「門庭を出でず、時を失うの極みなり」と戒められ、過剰な自制が自己拘束へと変質して好機を逃すことが示唆されます。ためらいを捨てて適切なタイミングで境界を一歩越える判断が求められます。機が熟している今こそ、思い切って行動を起こしましょう。
準備や環境が整っているにもかかわらず、失敗を恐れて着手を先延ばしにすると、競合や周囲に先を越される恐れがあります。伝統的な易学では、分析麻痺に陥るよりも時機を捉えた速やかな実行が事態を前進させると捉えます。過度の完璧主義を手放し、既定の計画に沿って一歩を踏み出すことが局面の打開につながります。迷いを断ち切り、準備した方針を速やかに実行に移してください。
互いの距離を縮める好機が巡ってきているのに、過度な警戒心から心を閉ざしたままでいると、関係の進展が滞りかねません。古典の解釈では、時機を逃す躊躇がすれ違いを生む原因になると警告されています。誠実な意思表示や小さな歩み寄りによって、膠着した空気を和らげることが可能です。自分の殻から一歩踏み出し、率直な気持ちを行動で示してみましょう。
資金の管理や実務的な見直しにおいて、過度な消極性がかえって機会の損失を招く局面があります。古典的な視点では、守りに偏りすぎて硬直化することが停滞を生むと指摘されています。冷静な判断のもとで無駄な躊躇を排し、計画に基づいた合理的な支出や配分を滞りなく進める姿勢が肝要です。守るべき局面と動くべき局面を見極め、必要な手続きや整理を迅速に進めましょう。
「門庭を出でず」とは、時を失うことの極みなり。
周易本義爻辞
門庭は門の内の庭なり。九二は行うべきの時に当たりて剛を失い正しからず、上に応与なく、節を知りて通を知らず。ゆえにその象占かくのごとし。
周易本義小象伝
陰柔にして中正ならず、以て節の時に当たるは、能く節する者にあらず。ゆえにその象占かくのごとし。
伊川易伝爻辞
二は剛中の質ありと雖も、然れども陰に処り説に居りて柔を承く。陰に処るは不正なり。説に居るは剛を失うなり。柔を承くは邪に近きなり。節の道は当に剛中正を以てすべし。二はその剛中の徳を失い、九五の剛中正と異なれり。門庭を出でずとは、外に之(ゆ)かざるなり、五に従わざるを謂うなり。二と五は陰陽の正応にあらず、ゆえに相従わず。もし剛中の道を以て相合わば、以て節の功を成すべし。唯だ其の徳を失い時を失う、ここを以て凶なり。五に合わざるは乃ち不正の節なり。剛中正を以て節となすは、忿りを懲らし慾を窒ぎ、過分を捐(す)て余れるを抑うるがごとき是れなり。不正の節は、用を節するに吝嗇にして、行いを節するに懦弱なるがごとき是れなり。
伊川易伝小象伝
上りて九五の剛中正の道に従いて節の功を成す能わずして、乃ち私暱の陰柔に繋がる。これ時を失うの至極にして、凶たる所以なり。時を失うとは、その宜しき所を失うなり。
周易注爻辞
初は已にこれを造(つく)り、二に至りては宜しく其の制を宣(の)ぶべし。而るに故(ことさら)にこれを匿(かく)すは、時を失うの極にして、遂に廃す。ゆえに門庭を出でざれば凶なり。
周易正義爻辞
正義に曰く:初は已に法を制し、二に至りて宜しく宣ぶべし。もし猶おこれを匿さば、時を失うの極にして、施すべきの事は遂に廃せん。門庭を出でざるは凶を致す所以なり。ゆえに「門庭を出でず、凶なり」と曰う。
周易正義小象伝
正義に曰く:「時を失うこと極まれり」とは、極は中なり。出づるに応ずるに出でず、時の中を失う、凶為る所以なり。
一撮金爻辞
九二・二爻(下下):眷恋(けんれん)を休(や)め、前程に奔(はし)れ。終には鬧乱(とうらん)せん、門庭を出でよ。