周易本義爻辞
陰柔にして不中正、承乗応ともに陰であり、比するところ皆その人に非ざるの象。その占は大凶、言わずして知るべし。
第3爻
六三:これに比するに匪人なり。
「比」の六三は、正位を失い周囲も同じ陰爻に囲まれる中で、不適切な相手に盲従してしまう危うさを象徴します。古典はこの交わりを深く憂いており、不誠実な人物との結びつきを断ち、己の身を守る冷静な見極めが求められます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 8 比 — 第3爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/8/3
六三は陰柔をもって陽位に居るため不中不正であり、上下を陰爻に挟まれながら上卦に応ずる相手も持たない孤立した状態にあります。伝統的な解釈では「比するに匪人(ひとにあらざる)なり、また傷ましからずや」と述べられ、徳を欠いた相手や誤った集団に身を寄せることで深い傷を負う危険が戒められます。打算や孤独感から軽率な結びつきを選べば、悔いを残す結果になりかねません。信を置くに足らない相手とは距離を置き、毅然として自分を守ることが肝要です。
職場や事業において、信用の置けない人物との協業や、不透明な利害関係に巻き込まれるリスクが高まっています。口先だけの誘いや責任逃れをする仲間に同調してしまうと、問題発生時に不当な負担や責任を背負わされる恐れがあります。倫理観や基本姿勢に疑問を感じる環境からは速やかに一線を画し、冷静な観察を保つ必要があります。不穏な同盟や派閥には加わらず、誠実さを欠く相手とはきっぱりと関わりを絶つ勇気を持ちましょう。
相手の外面的な魅力や耳ざわりの良い言葉に惑わされ、本質的な誠意の欠如を見落としやすい警戒期です。誠実さを欠くパートナーに深く肩入れしてしまうと、情緒的な消耗や失望を招くことになります。健全な境界線を引き、相手の言動や価値観を客観的に見定める自制心が欠かせません。違和感を覚える関係に執着するのをやめ、自分を大切に扱ってくれる関係を選ぶことが平穏を守ります。
不誠実な仲介者や不透明な儲け話に関わることで、資産や信用を損なう危険が示唆されています。情に流された金銭の貸し借りや、素性の知れない人物との共同出資はトラブルを招きやすいため避けるのが賢明です。曖昧な契約や甘言には決して応じず、自己資金の防衛に徹する守りの姿勢が求められます。信頼できない誘いは断固として拒絶し、大切な資源を安易に他人に預けないことが最善の守りとなります。
これに比するに匪人なり、亦た傷ましからずや。
周易本義爻辞
陰柔にして不中正、承乗応ともに陰であり、比するところ皆その人に非ざるの象。その占は大凶、言わずして知るべし。
周易本義小象伝
柔をもって柔に居り、外に向かいて九五に比す。その正吉の道を得るものなり。占う者かくのごとくなれば、正にして吉である。
伊川易伝爻辞
三は不中正にして比するところみな不中正なり。四は陰柔にして不中、二は応を存して初に比し、みな不中正の匪人である。匪人に比すればその失は知るべく、悔吝は言をまたず。ゆえに傷むべきなり。二の中正を指して匪人と謂うは、時に随いて義を取ること各々異なるからである。
伊川易伝小象伝
人の相比するは安吉を求むるなり。しかるに匪人に比するは、必ずや反りて悔吝を得ん。それまた傷むべきにあらずや。比するところを失うを深く戒むるのである。
周易注爻辞
四は外に比し、二は五のために貞たり。近くは相得ず、遠くは応なし。与に比する所の者は、皆己の親に非ず。故に「これに比するに人に匪ず」と言う。《象》に曰く、「これに比するに人に匪ず」、また傷ましからずや。
周易正義爻辞
正義に曰く、「これに比するに人に匪ず、また傷ましからずや」とは、六三の比する所が、皆己の親しむ人に非ざるをいう。四は自ら外に比し、二は五のために貞たり、近くは相得ず、遠くはまた応なし。これ親比せんと欲する所が皆その親に非ず、ここをもって悲傷するなり。