伊川易伝爻辞
四と初は相応ぜず、五がこれに比す。外に五に比してこそ貞正にして吉なるを得る。君臣相比するは正なり。相比相与することは宜しきなり。五は剛陽中正の賢にして、尊位に居りて上にあり。賢に親しみ上に従うは比の正である。ゆえに貞吉となす。六をもって四に居るもまた正を得るの義である。また陰柔不中の人が、能く剛明中正の賢に比すれば、正にして吉を得る。また賢に比し上に従うには必ず正道をもってすれば吉なり。数説相待ってその義始めて備わる。
第4爻
六四:外にこれに比す、貞にして吉なり。
「比」の六四は、内なる閉鎖的な関係を超えて外の賢者(九五)に正しく寄り添い、輔佐する立場を示します。狭い身内意識から脱却し、見識ある優れた指導者や健全な秩序に素直に従うことで安泰が得られます。
AIにこのページを聞いてみる
リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 8 比 — 第4爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/8/4
外卦に進んだ六四は正位を得た陰爻であり、直上の尊位である九五の剛陽を忠実に支える位置にあります。伝統的な解釈では「外賢に比して以て上にしたがう」と評され、内輪のしがらみを離れて真に徳のあるリーダーへ礼を尽くすことの吉が説かれます。偏狭な利害や身内の甘えを排し、大局観を持って優れた公的存在に協力することが道を拓きます。視野を広げて信じるに足る賢者に力を貸すことで、自身の歩みも確かになります。
部署内の小さな利害関係や内輪揉めから一歩抜け出し、より広い組織の大局や信頼できる上位者との連携を深めるべき局面です。有能で公正なリーダーを誠実に補佐し、その方針に沿って実務を遂行することで、自身の専門性と評価が大きく向上します。私情を交えずに公の目的に貢献する謙虚な働きぶりが、確固たる後ろ盾と活躍の場を引き寄せます。狭い内輪にとらわれず、優れた方針や敬意を払える上司を支えることに注力してください。
ふたりだけの閉じた世界に閉じこもるのではなく、健全な交友関係や社会的なコミュニティとのつながりを持つことで関係がより安定します。お互いの視野を広げ、周囲の信頼できる人たちからも祝福されるようなオープンな関係性を築くことがプラスに働きます。共通の目標や前向きな活動を分かち合うことで、ふたりの成熟度が深まります。外へと開かれた健全なつながりを共有することが、ふたりの絆を健やかに育みます。
信頼性の高い機関や実績のある正当な仕組みと連携することで、無理のない資金管理や事業の展開が期待できます。内輪の曖昧な話や不確かな個人的取引に頼るのではなく、公認された透明なチャネルを選択することが安全をもたらします。専門知識を持つ確かな外部の知見を尊重し、規律ある判断を貫くことが大切です。実績と透明性のある正攻法のパートナーシップを選ぶことで、着実な成果が積み上がります。
外に賢に比するは、以て上に従うなり。
伊川易伝爻辞
四と初は相応ぜず、五がこれに比す。外に五に比してこそ貞正にして吉なるを得る。君臣相比するは正なり。相比相与することは宜しきなり。五は剛陽中正の賢にして、尊位に居りて上にあり。賢に親しみ上に従うは比の正である。ゆえに貞吉となす。六をもって四に居るもまた正を得るの義である。また陰柔不中の人が、能く剛明中正の賢に比すれば、正にして吉を得る。また賢に比し上に従うには必ず正道をもってすれば吉なり。数説相待ってその義始めて備わる。
伊川易伝小象伝
外に比すとは五に従うをいう。五は剛明中正の賢にして、また君位に居る。四がこれに比するは、賢に比し且つ上に従うことになり、吉なるゆえんである。
周易注爻辞
外に五に比し、復たその位を得たり。比するに賢を失わず、処るに位を失わず、ゆえに「貞吉」なり。
周易正義爻辞
正義に曰く、六四は上に五に比し、外に比せんと欲す。居りてその位を得、比して賢を失わず、ゆえに貞吉なり。およそ下体を内となし、上体を外となす。六四は五に比す、ゆえに「外に比す」という。
周易正義小象伝
正義に曰く、九五は中に居り位を得る、ゆえに「賢」と称す。五は四の上に在り、四は往きてこれに比す、これ「もって上に従う」なり。