周易本義爻辞
陰柔にして中正、小人にしてよく君子を包容し承順する象である。小人の吉の道である。ゆえに占う者、小人にしてかくのごとくあれば吉であり、大人ならばまさに安んじてその否を守りて後に道亨る。かの我を包承するをもって己の守りを自ら失うべからざるためである。
第2爻
六二:包承す、小人は吉にして、大人は否ぐ。亨る。
天地否の六二は、閉塞した状況の中で柔順と中正を保ち、迎合を避けて自らの節操を守る姿勢を象徴します。目先の小利に流されず、信念を堅持して静かに時を待つことが真の道を開きます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 12 否 — 第2爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/12/2
伝統的な易の解釈において、六二は「包承、小人吉、大人否。亨」とされ、阿諛追従する小人は一時的な利益を得るものの、高潔な人物は不遇を甘受して道を守ると説かれます。本爻が変じると天水訟となり、外面的な妥協と内なる正義との葛藤が生じやすい兆しを示しています。要するに、安易な迎合で一時しのぎを図るのではなく、原則を曲げずに誠実さを貫くことが最終的な安心につながります。
職場では、権力への忖度や表面的な取り繕いが横行し、要領の良い振る舞いが一時的に評価される気配があります。しかし、そうした風潮に追従して専門的な信条を損なうと、将来的な信用失墜を招きかねません。周囲の空気に過剰に同調せず、誠実に実力を養いながら己の役割を果たす姿勢が大切です。
関係性を保つために無理に相手へ合わせすぎたり、自己を犠牲にして顔色を窺ったりする傾向が表れやすい時期です。健全な結びつきは対等な敬意の上に成り立つものであり、一方的な迎合は長続きしません。自分らしさと尊厳を保ち、誠実な対話を重ねることで、真に理解し合える絆が育まれます。
短期的な利益を謳う不透明な話や、道義的に疑問が残る儲け話が持ち込まれる可能性があります。伝統的な教えが説くように、手軽に見える利益には後々のトラブルや思わぬ代償が潜んでいます。目先の甘い誘惑には乗らず、堅実で透明性の高い金銭管理を徹底することが最善の守りとなります。
大人は否ぐ亨るとは、群を乱さざるなり。
周易本義爻辞
陰柔にして中正、小人にしてよく君子を包容し承順する象である。小人の吉の道である。ゆえに占う者、小人にしてかくのごとくあれば吉であり、大人ならばまさに安んじてその否を守りて後に道亨る。かの我を包承するをもって己の守りを自ら失うべからざるためである。
周易本義小象伝
小人の群に乱れざるを言う。
伊川易伝爻辞
六二はその質は陰柔であり、その居は中正である。陰柔の小人をもって言えば、まさに下において否塞し、志の包畜するところは上に承順してその否を済い、身の利を求むるに在り、小人の吉である。大人が否にあたれば道をもって自ら処し、どうしてあえて己を枉げ道を屈して上に承順しようか。ただ自らその否を守るのみである。身の否塞はすなわちその道の亨通である。あるいは問う、上下交わらざるに何をか承けんやと。答えて言う、正しければ否塞すれども、小人が上に順ずる心は未だかつてなきにあらざるなり。
伊川易伝小象伝
大人は否の時にあたり、その正節を守りて小人の群類に雑乱せず、身は否塞すといえども道は亨る。ゆえに「否亨」と言う。道によらずして身の亨るはすなわち道の否塞である。君子と言わずして大人と言うは、よくかくのごとくあればその道大いなるからである。
周易注爻辞
「否」の世に居りてその位を得、その至順を用い、上に包承す。小人の路は通じ、内は柔にして外は剛なり。大人はこれを「否」とすれば、その道すなわち「亨」る。
周易正義爻辞
正義に曰く、「包承」とは、「否」の世に居りてその位を得、その至順を用い、上に包承することである。「小人吉」とは、否閉の時、小人の路は通ず、ゆえに小人には吉となる。「大人否亨」とは、もし大人がこの「包承」の徳を用い、小人の「吉」をよく否閉すれば、その道すなわち亨るということである。
周易正義小象伝
正義に曰く、これは大人の「否亨」たるゆえんの意を釈している。まことに小人を否閉し、これを防ぐにその道を得るをもって、小人は盛んなりといえどもあえて群を乱さず。ゆえに「群を乱さず」と言うのである。