East Almanac
日本語

12. 天地否 (否)

第1爻

この爻が動けば に変じる 25. 天雷無妄 (无妄)
初六:茅を抜くに茹を以てす、其の彙を以てす。貞吉なり。亨る。

現代解釈

否卦の初六は、閉塞が始まる初期段階において志を同じくする仲間と正道を守り、連帯して難を避ける姿を示しています。悪化する情勢の兆候をいち早く見極め、私利を追わずに身を引くことで、将来の安泰と亨通が開けると解かれます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 12 否 — 第1爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/12/1

易の占い

坤の最下層にある陰爻として茅草が根を連ねて抜ける象を持ち、泰卦初九の進出とは対照的に、ここでは連帯して正しさを守り退くことを意味します。之卦が無妄となることから、打算や邪心を捨てて純粋な操守を貫くことが危難を避ける本筋とされます。無理に状況を打破しようとせず、志を共にする仲間と節度を守ることが身を守る最善策です。

仕事・キャリア

組織の風向きや方針に不穏な停滞の兆しが現れ始めており、一人で突出して異議を唱えれば標的になりやすい時期です。今は同じ良識を持つ同僚と静かに連携を保ちつつ、自らの職務と道義的境界を厳格に守る必要があります。不正や時流に安易に同調せず慎重に足並みを揃えることで、専門家としての信頼を維持できます。

恋愛・対人

二人の関係に外的な圧力や周囲からの雑音が忍び寄り始め、お互いの信頼関係が試される局面に入っています。周囲の否定的な噂や一時的な不都合に惑わされ、互いを責め合うような態度は関係を脆くします。最初の誠実な誓いを忘れず手を取り合って向き合うことで、外部の波風から二人の絆を守り抜くことができます。

金運

財務を取り巻く環境に緩やかな引き締まりの兆候が見え、従来の拡大策や積極的な運用が通用しにくくなっています。甘い言葉に乗って投機に走ることを避け、信頼のおけるパートナーとともに手堅い防衛策を講じることが重要です。早い段階で無駄を省き堅実な蓄えを固めておくことが、迫り来る停滞期を無事に乗り切る支えとなります。

参考資料

原文

小象伝

茅を抜き貞吉なるとは、志君に在るなり。

古典注釈

周易本義爻辞

三陰は下に在りて否の時にあたり、小人が類を連ねて進む象である。しかし初の悪は未だ形われていない。ゆえにその貞を戒むれば吉にして亨る。蓋しよくかくのごとくあれば変じて君子となるのである。

周易本義小象伝

小人にして変じて君子となれば、すなわち君を愛するをもって念となし、その私を計らざるようになる。

伊川易伝爻辞

泰と否がともに茅を取って象となすゆえんは、群陽群陰が同じく下に在りて牽連の象あるをもってである。泰の時はすなわち同じく征くをもって吉となし、否の時はすなわち同じく貞を守るをもって亨となす。始めは小人を内とし君子を外とするをもって否の義となし、また初六が否にして下に在るをもって君子の道となす。易は時に随いて義を取り、変動して常なし。否の時において下に在る者は君子である。否の三陰は上にみな応があるが、否隔の時においては隔絶して相通ぜざるがゆえに応の義なし。初六がよくその類とともにその節を貞固にすれば、否に処するの吉にしてその道の亨るなり。否にあたりてよく進む者は小人である。君子は道を伸べて禍を免るるのみである。君子の進退は未だかつてその類と同じくせざることはない。

伊川易伝小象伝

爻は六が自ら下に守るをもって、君子が下に処する道を明らかにす。象はまた推し明らかにして君子の心を象る。君子が固くその節を守りて下に処するは、進まざるを楽しみ独り善くするをよしとするにあらず。その道まさに否にして進むべからざるがゆえにこれに安んずるのみである。心はもとより未だかつて天下に在らざることはない。その志は常に君を得て進み天下を康済するに在る。ゆえに「志君に在るなり」と言う。

周易注爻辞

否の初めに居り、順の始原に処し、同類の首となる者である。順は健にあらず、いかで征くべけんや。否の時に居り、動けばすなわち邪に入る。三陰は道を同じくし、みな進むべからず。ゆえに「茅を抜くに茹をもってす」とは類をもってし、貞にして諂わなければ「吉亨」なり。

周易注小象伝

志は君に在り、ゆえに苟も進まない。

周易正義爻辞

正義に曰く、「拔茅茹」とは、否の初めに居り、順の始めに処して、未だ動くべからず、動けばすなわち邪に入り、あえて前進せざるをもってである。三陰みな然り、あたかも茅を抜くにその根が相連なりて相引くがごとし。己もし進まざれば余もみなこれに従う。ゆえに「茅を抜くに茹をもってす」と言う。「以其彙」とは、その同類をもって、共にみなかくのごときことである。「貞吉亨」とは、正を守りて居り、志が君に在れば、すなわち吉にして亨通を得るということである。

周易正義小象伝

正義に曰く、「志在君」とは、「拔茅貞吉」の義を釈している。居りて正を守るゆえんのものは、その志意が君に在り、あえて諂いを懐きて苟も進まざるをもって、ゆえに「吉亨」を得るのである。これは外物に仮りて人事を明らかにしている。

一撮金爻辞

初六・初爻(上中):相引きてさらに相牽き、殷勤にして喜びはおのずからなり。施すところ利あらざるはなく、愁うる事も変じて団円とならん。

出典