East Almanac
日本語

12. 天地否 (否)

第6爻

この爻が動けば に変じる 45. 泽地萃 (萃)
上九:否を傾く。先には否ぎ後には喜ぶ。

現代解釈

否卦の極点にある上九は、長かった閉塞と停滞が臨界に達して自壊し、劇的な好転へと反転する転換期を示しています。古典が「否を傾く、先に否にして後に喜ぶ」と告げる通り、これまでの重苦しい障壁が自然と崩れ去り、明るい兆しが差し込む節目です。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 12 否 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/12/6

易の占い

否の最上段に位置する上九において、小象伝が「否終れば則ち傾く、何ぞ長かるべけんや」と説くように、物事の停滞は永遠に続くものではなく自ずと覆る法則性にあります。変卦の沢地萃は、障害が瓦解した後に人々やエネルギーが健全に再統合される未来を示唆しており、過去の苦境を悲観し続ける必要はありません。要するに、長く耐え忍んだ暗雲はついに払われ、清々しい前進と喜びに満ちた新たな局面が始まります。

仕事・キャリア

職場で長らく続いていた不条理な慣習や膠着したプロジェクトの障害が、限界を迎えて根本から解消へと向かいます。この変革期においては過去の古い枠組みややり方に固執せず、新しく立ち上がる再編や連携体制へ素直に適応することが推奨されます。端的に言えば、過去の葛藤への未練を断ち切って、これから訪れる開かれた活躍の場へ身軽に踏み出しましょう。

恋愛・対人

関係性を縛り付けていた冷え込みや未解決のわだかまりが、決定的な解消のタイミングを迎えています。「先に否にして後に喜ぶ」の卦意が示すように、長年のしこりを徹底的に清算することで、関係の再構築であれ円満な幕引きであれ、大きな心の安らぎが得られるでしょう。分かりやすく言えば、過去の重荷を潔く手放すことによって、お互いに晴れやかな笑顔と新たな幸せを取り戻せます。

金運

これまで収支や資産運用を圧迫していた重い負担や滞留が、構造的な変化によってようやく解消への道を歩み始めます。変卦の萃が示す資源の再集結を生かすためにも、現段階では不要な支出や滞納、不健全な契約を徹底して清算することが先決です。簡潔にまとめれば、過去の負の遺産をきれいに整理して身軽になることで、次の堅実な蓄財期へスムーズに移行できます。

参考資料

原文

小象伝

否終れば則ち傾く、何ぞ長かるべけんや。

古典注釈

周易本義爻辞

陽剛をもって否の極に居り、時の否をよく傾くべき者である。その占いは先には否塞し後には喜ぶ。

伊川易伝爻辞

上九は否の終結である。物の理は極まれば必ず反る。ゆえに泰極まれば否となり、否極まれば泰となる。上九は否すでに極まれり。ゆえに否の道傾覆して変ずるなり。先には極まりて否となり、後には傾きて喜ぶなり。否傾けば泰となる。後に喜ぶなり。

伊川易伝小象伝

否終われば必ず傾く。どうして長き否の理があろうか。極まれば必ず反るは理の常である。然れども危きを反して安きとなし、乱を変じて治となすは、必ず剛陽の才ありてしかる後に能う。ゆえに否の上九はよく否を傾け、水雷屯の上六は屯を変ずること能わざるなり。

周易注爻辞

先には傾き後には通ず。ゆえに「後に喜びあり」と言う。始めは傾くをもって「否」となし、後には通ずるを得てすなわち喜ぶ。

周易正義爻辞

正義に曰く、否の極に処し否道すでに終わる。この上九はよくその否を傾毀す。ゆえに「否を傾く」と言う。「先否後喜」とは、否道未だ傾かざる時はこれ「先否」の道であり、否道すでに傾きし後はその事通ずるを得る。ゆえに「後に喜びあり」と言うのである。

周易正義小象伝

正義に曰く、「傾否」の義を釈している。否道すでに終わり、通道まさに至らんとす。ゆえに「否」の終極はすなわちその否を傾損す。どうして長久なるを得ようか。ゆえに「なんぞ長かるべけんや」と言うのである。

出典