East Almanac
日本語

32. 雷风恒 (恒)

第4爻

この爻が動けば に変じる 46. 地风升 (升)
九四:田して禽なし。

現代解釈

九四は上位にありながら適所を得ておらず、獲物のいない荒野で狩りをするかのように徒労に終わる様を象徴します。伝統的な解釈では「久しく其の位に非ず、安んぞ禽を得んや」とされ、見当違いの場所での空回りを戒めています。

AIにこのページを聞いてみる

リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。

プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 32 恒 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/32/4

易の占い

易占の構造において九四は陽爻が陰位にあり、上卦の初動において力がありながら発揮すべき基盤や資源に恵まれていません。「田に禽なし」という爻辞の通り、需要や可能性のない領域でいくら労力を注いでも成果を得ることは困難です。端的に言えば、努力の量ではなく向ける方向が根本的に合っているかを冷静に見直す必要があります。

仕事・キャリア

すでに需要が失われた業務や、成長の見込めない環境に過度の熱量を注ぎ続けて疲弊している可能性があります。どれほど懸命に働いても構造的に報われない場所であれば、その努力は正当に実を結びません。端的に言えば、成果の出ない環境に固執せず、自分の能力が真に活きる場所へと軸足を移しましょう。

恋愛・対人

相手が望んでいないアプローチに一方的なエネルギーを注ぎ、自己満足にとどまっている可能性があります。どれだけ献身的に尽くしても波長や方向性が噛み合っていなければ、相手にとっては負担となりかねません。端的に言えば、独りよがりの空回りをやめ、相手が本当に求めている関わり方に合わせることが大切です。

金運

収益性の乏しい案件や衰退傾向にある分野に資金を滞留させ、資産の効率を著しく落としている懸念があります。之卦の升は順当な上昇の気運に乗ることの大切さを示しており、停滞した場所からの見直しを促します。端的に言えば、見込みの薄いものに未練を残さず、より実りのある健全な対象へと目を向けましょう。

参考資料

原文

小象伝

久しく其の位に非ざれば、安くんぞ禽を得んや。

古典注釈

周易本義爻辞

陽をもって陰に居り、久しくその位にあらざるゆえにこの象をなす。占う者は田猟しても獲るところなく、凡事もまたその求むるところを得ない。

伊川易伝爻辞

陽をもって陰に居り、その位に非ざるに処す。その所に非ざるに処せば、常にすといえども何の益があろうか。人の為すところは、その道を得れば久しくして功を成すが、その道を得ざれば久しくすといえども何の益があろうか。ゆえに田猟をもって譬えとし、九の四に居るは、たとえ恒久にすとも田猟して禽獣の獲るなきがごときであり、いたずらに力を用いて功なきをいうのである。

伊川易伝小象伝

その位に非ざるに処せば、久しくすといえども何を得ようか。田猟をもって譬えとするゆえに「安んぞ禽を得ん」というのである。

周易注爻辞

位に非ざるに恒にすれば、労すといえども獲るところなきなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、田とは田猟であり、事あるに譬える。「禽なし」とは、田猟して獲ざることであり、事ありて功なきに譬える。「位に非ざるに恒にす」ゆえに、労して功なきなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、恒ありて位を失うは、これ「久しくその位に非ざる」なり。田猟して獲るところなきは、これ「安んぞ禽を得ん」である。

出典