East Almanac
日本語

40. 雷水解 (解)

第6爻

この爻が動けば に変じる 64. 火水未濟 (未济)
上六:公用て隼を高墉の上に射、之を獲。利あらざるなし。

現代解釈

「解」の極みに位置する上六は、高所に潜む災いや乱れの根源を、機を見定めて的確に射落とす好機を示しています。積年の障害を根本から取り除き、事態を完全な解決へと導く節目を表します。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 40 解 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/40/6

易の占い

雷水解の最上位にある上六は、高い塀の上に潜む隼を射止める象意を持ち、困難を長引かせていた元凶を断ち切る決定的な行動を象徴します。小象伝に「悖(乱れ)を解くなり」とあるように、機が熟した瞬間に躊躇なく対処することで、一切の不都合を解消できると伝統的に解釈されてきました。長年の停滞や懸案に対して的を絞った決断を下すことで、事態は一気に好転へと向かいます。

仕事・キャリア

業務上の停滞や組織内の摩擦において、根本的な原因となっていた問題箇所や対立点にメスを入れる最適な時期を迎えています。古典の解釈では、表面的な弥縫策ではなく中核の障害を取り除くことこそが、その後の円滑な進展をもたらすと説かれます。長らく棚上げにされていた課題へ的確に対処することが、今後の事業を大きく前進させる足がかりとなります。

恋愛・対人

関係の進展を阻んでいた誤解や、外的な干渉といった根深い要因を、二人で協力して正面から解消できる局面です。曖昧なまま放置されてきた違和感を冷静に見つめ直し、根本から話し合うことで、信頼関係がより強固に再構築されます。互いに遠慮せず本音で問題に向き合うことが、二人の間に確かな安心感を取り戻す契機となります。

金運

放置されていた未回収の案件や不要な固定費、リスクの高い契約関係などを整理し、抜本的な見直しを図るのに適した運気です。曖昧な状態に終止符を打ち、整理すべき債権債務や不要資産を潔く手放すことが、財政基盤の安定につながると捉えられます。懸念材料を思い切って清算しておくことが、手元の資金の流れを身軽にし新たな余力を生み出します。

参考資料

原文

小象伝

公用て隼を射るとは、以て悖りを解くなり。

古典注釈

周易本義爻辞

射は食亦の反。隼は荀尹の反。

『繋辞』に備われり。

周易本義小象伝

解は佳買の反。

伊川易伝爻辞

上六は尊高の地にして君位に非ず、故に公と曰う。但だ解の終わりに拠りて言うのみ。隼は摯害の物、害を為す小人に象る。墉は墻の内外の限なり。害もし内に在らば、これ未だ解けざるの時なり。もし墉の外に出づれば、これ害なきなり、復た何をか解かん。故に墉上に在りて内を離るるも未だ去らざるなり。「高し」と云うは防限の厳しきを見て未だ去らざる者にして、解の極みに上るなり。解の極みの時にして独り未だ解けざる者あるは、すなわち害の堅強なる者なり。上は解の極みに居り、解の道已に至り、器已に成れり。故に能くこれを射て獲るなり。既にこれを獲れば、天下の患解けて已に尽きたり、何の利ろしからざる所あらん。夫子『繋辞』に復たその義を伸べて曰く、「隼とは禽なり。弓矢とは器なり。これを射る者は人なり。君子器を身に蔵し、時を待ちて動く、何の利ろしからざるこれあらん。動きて括れず、ここを以て出づれば獲るありとは、器を成して動く者を語るなり」と。摯害の物墉上に在るに、苟くもその器なく時を待たずして発せば、安んぞ能く獲ん。解く所以の道は器なり。事の当に解くべきと已に解くの道至るとは時なり。この如くして動く、故に括結することなく、発して利ろしからざるなきなり。括結とは阻礙を謂う。聖人ここにおいて器を蔵して時を待つの義を発明す。夫れ一身の行いより天下の事に至るまで、苟くもその器なく時を以て動かざれば、小なればすなわち括塞し、大なればすなわち喪敗す。古より為すこと有るを喜びて成功なく、或いは顛覆せる者は、皆これに由るなり。

伊川易伝小象伝

解の終わりに至りて未だ解けざる者は、悖乱の大なる者なり。射るはこれを解く所以なり。解くれば天下平らぐ。

周易注爻辞

初は四の応と為り、二は五の応と為るも、三は上に応ぜず、位を失いて負乗し、下体の上に処す、故に「高墉」と言う。墉は隼の処する所に非ず、高は三の履む所に非ず。上六は動の上に居りて解の極と為り、将に荒悖を解きて穢乱を除かんとする者なり。故に用いてこれを射る。極まりて後に動き、成りて後に挙ぐ、故に必ず「これを獲て」「利ろしからざるなき」なり。

周易正義爻辞

「上六」より「利ろしからざるなし」に至る。

正義に曰く、隼とは貪残の鳥、鸇鷂の属なり。墉は墻なり。六三は位を失いて負乗し、上に応ぜず、即ち罪釁の人なり、故に譬うるに集を以てす。此れ飛鳥を借りて喩えと為し、下体の上に居るは、それ隼の高墉に処するがごとし。隼の鳥たる、宜しく山林に在るべきに、人の家の「高墉」に集まれば、必ず人のために繳射せらる。以て六三の高位に処するは必ず人の誅討する所と当たるべきに譬う。上六は動の上に居り、解の極と為り、将に解の荒悖を解きて穢乱を除かんとす、故に用いてこれを射るなり。「極まりて後に動き、成りて後に挙ぐ、故に必ずこれを獲て利ろしからざるなし」、故に「公用いて隼を高墉の上に射て、これを獲て利ろしからざるなし」と言うなり。公は臣の極に宅る。上六は陰を以て上に居る、故にこれを「公」と謂うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「悖るを解くなり」とは、悖は逆なり。六三は位を失いて負乗し、上に応ぜず、これ悖逆の人なり。上六は動の上に居り、能く六三の荒悖を除き解く、故に「以て悖るを解くなり」と云う。

一撮金爻辞

上六の六爻・上中:一箭青雲の路、営求指日にして成る。多くの閑口語も、翻りて笑歌の声と作らん。

出典