周易本義爻辞
此の爻の象を取るの意はいまだ詳らかならず。或るひとの曰く、卦およそ四陰にして六五の君位を除く余りの三陰、即ち三狐の象なりと。大抵この爻は田を卜するの吉占にして、また邪媚を去りて中直を得るの象と為す。能くその正を守ればすなわち吉ならざるなきなり。
第2爻
九二:田して三狐を獲、黄矢を得。貞にして吉なり。
九二は内卦の中庸を得て六五と正応し、中正の徳をもって隠れた悪因や小人を払い、信頼と成果を獲得する象です。困難を解きほぐす過程において要となる爻であり、公正さを保つことで順調な展開がもたらされます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 40 解 — 第2爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/40/2
剛健な資質で中道に位置し、狩猟で狐を射止めて真っ直ぐな黄色の矢を得るという象意は、正道によって狡猾な障害を討ち滅ぼす姿を示します。伝統的な小象伝が「中道を得るなり」と説く通り、偏りのない姿勢を貫くことが周囲の信望を集める鍵となります。道理に基づいた公正な行動を保つことで、事態はおのずと安定した好転を迎えます。
組織において中心的な調停役や問題解決者として力を発揮し、業務の停滞を招いていた背後の原因や悪しき慣習を的確に是正できます。私情を交えずに公平無私な態度を貫くことが、上層部からの信任と現場からの人望を同時に確固たるものにします。公明正大に課題へ切り込む姿勢が、職場での確固たる信頼と地位へと結実します。
関係の間に生じていた曖昧な隠し事や誤解、あるいは第三者による妨害を、率直で理性的な話し合いによって一掃できる時です。お互いが誠実に向き合うことで不信感が消え去り、絆が一段と深いものへと更新されます。ごまかしのない真っ直ぐな態度を共有することが、確かな信頼関係を築く道です。
未解決だった清算事項や不透明な資産関係を整理することで、正当かつ健全な利益を回収できる運気です。象徴される「黄色の矢」の通り、利得の追求は常に公正で適法な手段によるものでなければなりません。透明性の高い健全な管理を徹底することが、長きにわたる財産の保全につながります。
九二の貞吉は、中道を得ればなり。
周易本義爻辞
此の爻の象を取るの意はいまだ詳らかならず。或るひとの曰く、卦およそ四陰にして六五の君位を除く余りの三陰、即ち三狐の象なりと。大抵この爻は田を卜するの吉占にして、また邪媚を去りて中直を得るの象と為す。能くその正を守ればすなわち吉ならざるなきなり。
伊川易伝爻辞
九二は陽剛得中の才を以て、上に六五の君に応じ、時に用いらるる者なり。天下の小人は常に多し。剛明の君が上に在れば、すなわち明は以てこれを照らすに足り、威は以てこれを懼れしむるに足り、剛は以てこれを断ずるに足る。故に小人はあえてその情を用いず。然れどもなお常に警戒を存し、その間ありて正を害することを慮るなり。六五は陰柔を以て尊位に居り、その明は蔽われ易く、その威は犯され易く、その断は果ならずして惑わされ易し。小人ひとたびこれに近づけばすなわちその心を移す。況や難まさに解けて治の初め、その変なお易きをや。二は既に用いらるるに当たり、必ず須らく能く小人を去るべし、しからばすなわち以て君心を正し、その剛中の道を行うべし。田とは害を去るの事なり。狐とは邪媚の獣なり。三狐とは卦の三陰、時の小人を指すなり。獲とは能く変化してこれを除き去るを謂い、田して狐を獲るがごときなり。これを獲ればすなわち中直の道を得、すなわち貞正にして吉なり。黄は中の色、矢は直なる物、黄矢とは中直を謂うなり。群邪去らざれば、君心ひとたび入らばすなわち中直の道は行わるる由なし。桓敬之が武三思を去らざりしがこれなり。
伊川易伝小象伝
謂う所の貞吉とは、その中道を得るなり。邪悪を除き去りてその中直の道を行わるるを得せしむれば、すなわち正にして吉なるなり。
周易注爻辞
狐とは隠伏の物なり。剛中にして応じ、五に任ぜらるる所となり、険中に処して険の情を知る。ここを以て物を解けば、能く隠伏せる者を獲るなり、故に「田して三狐を獲」という。黄は理中の称なり。矢は直なり。田して三狐を獲、理中の道を得て、枉直の実を失わず、能くその正を全うする者なり、故に「田して三狐を獲、黄矢を得、貞にして吉」というなり。
周易正義爻辞
正義に曰く、「田獲三狐」とは、狐はこれ隠伏の物なり。三を成数と為し、三を挙げてこれを言えば、捜獲すること尽くるに歓ぶ。九二は剛を以て中に居りて五に応じ、五に任ぜらるる所となり、険中に処して険の情を知り、ここを以て険を解けば、済わざる険なく、能く隠伏せる者を獲ること、田猟して窟中の狐を獲るに似たるがごとし、故に「田獲三狐」と言う。「得黃矢貞吉」とは、黄は中の称、矢は直なり。田して三狐を獲、理中の道を得て、枉直の実を失わず、能くその正を全うする者なり、故に「黄矢を得て貞吉なり」と言うなり。
周易正義小象伝
正義に曰く、「中道を得るなり」とは、九二の位は既に当たらざるを明らかにし、貞吉を得る所以の者は、中に処し、理中の道を得るに由るが故なり。
一撮金爻辞
九二の二爻・上上:万丈の波濤静まり、空一面の風雨もしずかなり。利名に阻隔なく、行路重関を出づ。