周易本義爻辞
下卦は本乾にして、上爻を損じて以て坤を益す。三人行きて一人を損ずるなり。一陽上りて一陰下る。一人行きてその友を得るなり。両相与すればすなわち専らにして、三なればすなわち雑にして乱る。卦に此の象あり、故に占う者に当に一を致すべしと戒むるなり。
第3爻
六三:三人行けば、則ち一人を損ず。一人行けば、則ち其の友を得。
六三は内卦の極にあって迷いが生じやすい位置にあり、関係性を整理して単一の対象に集中することの大切さを示しています。古典の教義では、人数や選択肢が多すぎると疑念を生むため、余分な関係を削ぎ落として真の同志を得る道が説かれます。
AIにこのページを聞いてみる
リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 41 损 — 第3爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/41/3
六三は陰爻陽位で正位ではありませんが、上卦の上九と正応し、錯綜した関係を絞り込む段階にあります。小象伝が「三なれば則ち疑う」と戒めるように、関係者が入り乱れる状況は不信や混乱を招くため、不要な繋がりを断ち切る潔さが求められます。散漫になった意識や人間関係を整理し、信頼できるただ一つの軸に焦点を定めるべき時です。
業務環境において多くの関係者が関与しすぎると、責任の所在が曖昧になり意思決定の遅れや摩擦を引き起こしやすくなります。組織管理の視点では、連絡系統をシンプルに再編し、最も信頼できるパートナーと一対一の連携を強化することが局面の打開につながります。関わる人数やプロジェクトの枝葉を大胆に絞り込み、中核となる連携にリソースを集中させましょう。
恋愛面では、第三者の意見や曖昧な三角関係、過剰な交友関係が二人の間に無用な誤解や猜疑心を招く恐れがあります。関係性の伝統的知恵によれば、真摯な情愛を育むためには雑音を排した純粋な向き合い方が不可欠です。余計な干渉を断ち切って目の前の相手と真摯に対話することが、確かな信頼を取り戻す最善の道です。
金銭面では、複数の投資先や多様な儲け話に資金と意識が分散し、管理が行き届かなくなるリスクを警戒すべき状況です。資産運用のセオリーにおいても、分散しすぎて目が行き届かない案件を整理し、自分が熟知している中核の対象へ絞り込むことが推奨されます。曖昧な共同出資や細かな出費を整理し、注力すべき本筋に資本を集約してください。
一人行けば友を得、三なるときは則ち疑うなり。
周易本義爻辞
下卦は本乾にして、上爻を損じて以て坤を益す。三人行きて一人を損ずるなり。一陽上りて一陰下る。一人行きてその友を得るなり。両相与すればすなわち専らにして、三なればすなわち雑にして乱る。卦に此の象あり、故に占う者に当に一を致すべしと戒むるなり。
伊川易伝爻辞
損とは余りあるを損ずるなり。益とは足らざるを益すなり。三人とは下の三陽、上の三陰を謂う。三陽同じく行けばすなわち九三を損じて上を益し、三陰同じく行けばすなわち上六を損じて三と為す。三人行けば一人を損ずるなり。上は柔を以て剛に易えてこれを損と謂うも、但だ其の一を減ずるを言うのみ。上と三とはもと相応ずと雖も、二爻の昇降に由りて一卦皆両相与するを成すなり。初二の二陽、四五の二陰は同徳にして相比し、三と上とは応ず、皆両相与すればすなわちその志専らにして、皆その友を得ると為すなり。三は四と相比すと雖も、異体にして上に応ず、同行する者に非ざるなり。三なれば一人を損じ、一人なればその友を得る。けだし天下に二ならざる者なし、一と二と相対待するは生生の本なり。三なればすなわち余りて当に損ずべし。これ損益の大義なり。夫子また『繋辞』においてその義を尽くして曰く、「天地絪緼として万物化醇し、男女精を構えて万物化生す。易に曰く、三人行けば則ち一人を損じ、一人行けば則ちその友を得とは、一を致すを言うなり」と。絪緼は交わり密なるの状、天地の気相交わりて密なれば、万物を生ずるの化醇なり。醇とは醲厚を謂う、醲厚は精一のごとし。男女の精気交構すれば、万物を化生す。ただ精醇専一なれば、所以に能く生ずるなり。一陰一陽、豈に二とすべけんや。故に三なれば当に損ずべしとは、専ら一に致すを言うなり。天地の間、当に損益すべしとするの明にして大なる者、此れに過ぎるは莫し。
伊川易伝小象伝
一人行きて一人を得れば乃ち友を得るなり。もし三人行けば与する所を疑わん。理として当にその一人を損じ去るべし、その余りを損ずるなり。
周易注爻辞
損の道たる、「下を損じ上を益し、その道上行す」。三人とは六三已上の三陰を謂うなり。三陰並び行きて以て上に承くれば、すなわち上はその友を失い、内はその主なし。これを名づけて「益」と曰うも、実は乃ち「損」なり。故に天地相応ずれば乃ち化醇なるを得、男女匹配すれば乃ち化生するを得る。陰陽対せざれば、生得べけんや。故に六三独り行けば乃ちその友を得る。二陰倶に行けば、すなわち必ず疑わん。
周易正義爻辞
「六三」より「得其友」に至る。
正義に曰く、六三は損の時に処し、下体に居る。損の義たる「その道上行す」。「三人は六三已上の三陰を謂う」。上一人は上九を謂うなり。下一人は六三を謂うなり。夫れ陰陽相応ずれば万物化醇し、男女匹配すれば故に能く生育す。六三は上九に応じ、上には二陰あり、六四・六五なり。損道上行し、相従うの義あり。もし二陰と己を並べて倶に行かば、上九の一人を益さんと欲すと雖も、更に上九をして疑いを懐かしむ、疑えばすなわちその適匹の義を失うなり。これを名づけて「益」と曰えば、即ちこれ減損ならざるも、実はこれを損ずるなり、故に「三人行けばすなわち一人を損ず」と言う。もし六三一人独り行けば、すなわち上九己を納るるに疑いなく、その友を得るなり、故に「一人行けばすなわちその友を得」と言うなり。
周易正義小象伝
正義に曰く、「三なれば則ち疑う」とは、一人なればすなわち可なるも、三人なれば疑惑を加うるを言うなり。
一撮金爻辞
六三の三爻・中中:事いまだ終わらず、心いまだ安からず。疑慮久しきも、安然たるを得ん。