East Almanac
日本語

45. 泽地萃 (萃)

第4爻

この爻が動けば に変じる 8. 水地比 (比)
九四:大吉にして咎なし。

現代解釈

萃の九四は、大きな人望と実力を集めて集団の要となる一方で、立場への配慮が不可欠な極めて重要な転換点です。私心を去って全体の調和に尽くし、分をわきまえることで大いなる幸いを得て咎なきを得ます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 45 萃 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/45/4

易の占い

下卦の衆陰の上に立ち、人心を集める中核的な陽爻ですが、小象伝が「位当たらざるなり」と戒めるように君位に近い重臣としての危うさも内包しています。爻辞が「大吉にして咎なし」と断じる背景には、私利私欲を排して公の精神に徹するという厳しい自己規律の前提があります。自らの影響力を誇示せず上位を敬い謙虚に徹することが、不要な摩擦を避ける要諦です。

仕事・キャリア

実務のリーダーや調整役として多大な求心力を発揮し、周囲からの期待を一手に集めやすい充実した時期です。しかし古典的な教訓は、権限の集中が上層部の警戒や同僚の嫉妬を招くリスクにも注意を促しています。成果を独占せず組織やチーム全体に還元する姿勢を徹底すれば、揺るぎない評価と支持が定着します。

恋愛・対人

自身の魅力や存在感が高まることで対人関係が活発化し、多くの好意を引き寄せやすい華やかな状況です。ただし周囲に気を配りすぎるあまり、本命のパートナーに不安や誤解を与えないよう節度を保つことが求められます。大切な相手への敬意と誠意を明確に行動で示すことが、安定した絆を守る鍵となります。

金運

事業の拡大や人脈の広がりを通じてまとまった資金や好機が集まりやすい、非常に活気ある局面です。伝統的な観点では、流通する規模が大きい時ほど会計の透明性を高め、関わる人々へ公平に利益を配分することが肝要とされます。公明正大な運用と信義を重んじることで、得られた繁栄を長く保つことができます。

参考資料

原文

小象伝

「大吉にして咎なし」とは、位当たらざるなり。

古典注釈

伊川易伝爻辞

四は萃の時に当たり、上は九五の君に比して君臣の聚まりを得、下は下体の群陰に比して下民の聚まりを得る。上下の聚まりを得るは善しというべし。しかれども四は陽をもって陰に居り正にあらざるなり。上下の聚まりを得るといえども、必ず大吉を得て然るのちに咎なきをなすのである。大とは周遍の義であり、周からざる所なきを大となし、正しからざる所なきを大吉となす。大吉なれば咎なきを得るのである。そもそも上下の聚まりは、もとより正道に由らずして得る者あり。理に非ず道を枉げて君を得る者は古より多し。理に非ず道を枉げて民を得る者もまた有るなり、斉の陳恒、魯の季氏の如きがこれである。しかれども大吉となすを得んや、咎なしとなすを得んや。ゆえに九四は必ず大吉にして然るのちに咎なきをなすのである。

伊川易伝小象伝

その位の当たらざるをもってその為す所未だ尽善ならざるを疑う。ゆえに必ず大吉を得て然るのちに咎なしとなすという。尽善にあらざれば安んぞ大吉となさんや。

周易注爻辞

その位にあらざるを踏みて下は三陰に拠る。その拠る所を得るもその処する所を失う。聚の時に処し、不正にして拠る。ゆえに必ず「大吉」にして大功を立て、然るのちに「咎なし」となるのである。

周易正義爻辞

正義に曰く、陽をもって陰に処すは、明らかにその位にあらざるを踏むことなり。しかも三陰に拠らず、その拠る所を得るもその処する所を失う。聚の時に処して不正にして拠るは、これその凶なり。もし萃の時をもって大功を立て、その大吉を獲ればすなわち咎なきを得る。ゆえに「大吉なれば咎なし」というのである。

周易正義小象伝

正義に曰く、「位当たらず」とは、陽をもって陰に居ることをいう。

一撮金爻辞

九四四爻・中中:言語参商にして、波濤鼎沸す。事久しくして傷なし、時間不利なり。

出典