East Almanac
日本語

57. 巽為风 (巽)

第4爻

この爻が動けば に変じる 44. 天风姤 (姤)
六四。悔い亡ぶ。田して三品を獲たり。

現代解釈

六四は陰柔にして正位を得て九五の君を補佐し、誠実な務めによって過去の憂いを解消し多大な成果を収める象です。立場をわきまえた丁寧な調整と着実な実行が、多方面での実りをもたらします。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 57 巽 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/57/4

易の占い

伝統的解釈において「田して三品を獲得す」とは、上の意図を汲んで現場を束ねることで、上下多層にわたる見事な成果を上げることを意味し、小象伝も「功有るなり」と称えます。柔順な徳をもって剛健なリーダーを支える中堅の要として、遺漏のない配慮が成功の要因となります。上下の信頼を繋ぐ地道な役割を全うすることで、これまでの不安は消え去り大きな実を結びます。

仕事・キャリア

組織内での中継役や推進役として能力を発揮し、上層部の意向を汲みつつ現場の力を円滑に引き出せる好機です。丁寧な根回しと着実な進捗管理によってプロジェクトは多角的な成果を上げ、組織全体からの高い評価へと結実します。目配りと心配りを欠かさずに役割を果たす姿勢が、確固たる実績と周囲の信頼を呼び込みます。

恋愛・対人

互いの立場を尊重しながら日常の課題を分担して支え合う、非常に安定的で調和のとれた関係性が築かれます。これまでの小さなすれ違いや不安は解消され、生活を共に築き上げる実感と連帯感が深まります。日々の生活の中で思いやりを行動で示し合うことが、二人の絆を確かなものへと育てます。

金運

本業の安定に加えて、これまでに準備してきた副次的な試みや協力体制からも着実な実りが得られる流れです。「三品を得る」という伝統の言葉が示す通り、多面的な成果や堅調な収益が期待できます。手堅い管理とバランスの取れた資金配分を継続することが、生活基盤の充実をもたらします。

参考資料

原文

小象伝

「田して三品を獲たり」とは、功あるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

陰柔にして応無く、承乗みな剛なれば宜しく悔い有るべきなり。然るに陰を以て陰に居り、上の下に処る。故に悔い亡ぶるを得て、また卜田の吉占と為す。三品とは、一には乾豆と為し、二には賓客と為し、三には以て庖に充つるなり。

伊川易伝爻辞

陰柔援無くして承乗みな剛なれば宜しく悔い有るべきなり。然るに四は陰を以て陰に居り巽の正を得、上体の下に在りて上に居りて能く下るなり。上の下に居りては上に巽し、巽を以て下に臨みては下に巽す。善く処ることかくのごとし、故に悔い亡ぶるを得る。悔い亡ぶるを得る所以は田の三品の如きを以てなり。田の三品は上下に及ぶなり。田猟の三品に分かつは、一には乾豆と為し、一には賓客に供し庖に充つると為し、一には徒御に頒つ。四は能く上下の陽に巽し、田の三品の如く上下に遍く及ぶを謂うなり。四の地は本より悔い有り、処ること至善なるを以て、故に悔い亡びて復た功有り。天下の事、苟も善く処らば則ち悔いも或いは以て功と為すべし。

伊川易伝小象伝

上下に巽すること田の三品の如くにして、上下に遍く及び、巽の功を成すなり。

周易注爻辞

剛に乗ずるは悔いなり。然れども位を得て五に承じ、卑にして奉ずる所を得たり。柔を以て剛に乗ずといえども、尊に依り正を履み、これを以て命を行えば、必ず能く強暴を獲、不仁の者を遠ざくるなり。獲て益あるは三品より善きは莫し。故に「悔い亡ぶ、田して三品を獲」という。一に曰く乾豆、二に曰く賓客、三に曰く君の庖に充つ、と。

周易正義爻辞

正義に曰く、「悔い亡ぶ、田して三品を獲」とは、六四には剛に乗ずるの悔い有り。然れども位を得て尊に承じ、その奉ずる所を得たり。柔を以て剛に乗ずといえども、尊に依り正を履み、これを以て命を行えば必ず能く功有り。これを田猟に譬えを取るに、能く獲て益あるは三品より善きは莫く、悔い亡ぶるを得る所以なり。故に「悔い亡ぶ、田して三品を獲」というなり。三品とは、一に曰く乾豆、二に曰く賓客、三に曰く君の庖厨に充つ、と。

周易正義小象伝

正義に曰く、「功有り」とは、田猟に獲る有りて、以て命を行いて功有るに喩うるなり。

出典