East Almanac
日本語

21. 火雷噬嗑 (噬嗑)

第4爻

この爻が動けば に変じる 27. 山雷颐 (颐)
九四:乾胏を噬みて金矢を得。艱貞に利ろし、吉なり。

現代解釈

九四は骨付きの硬い干し肉を噛み砕くような極めて困難な障壁に立ち向かい、正義と信念を貫いて難局を打開する姿を表します。苦難に耐えて正道を堅持すれば、確固たる成果と吉運を手にすることができます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 21 噬嗑 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/21/4

易の占い

剛健な九四が困難の中心に位置し、骨を噛み砕いて堅固で真っ直ぐな「金矢」を得るという、厳しい試練を乗り越えて正義を貫く情景を示しています。小象伝が「いまだ光大ならざるなり」と戒めるように、容易な勝利ではなく忍耐強い持続こそが求められます。重圧の中でも道義を曲げずに誠実さを貫くことで、困難はやがて確かな実りへと変わります。

仕事・キャリア

組織内の根深い構造改革や極めて難度の高い係争案件など、最も手強い業務に正面から立ち向かう状況を象徴します。古典の注釈が説くように、短期的な速効性を追うのではなく、揺るぎない根拠と法令遵守の姿勢を粘り強く保つことが突破口となります。困難から逃げずに専門性と公正さを貫き通せば、周囲からの高い信頼と確固たる評価を獲得できます。

恋愛・対人

二人の間に横たわる現実的な重い障害や、深い価値観の対立を乗り越えるための忍耐強い対話が必要な時期を示します。安易な妥協に逃げず、互いに誠実な態度で骨の折れる課題に向き合う姿勢が、絆を根本から強固にします。厳しい状況にあっても誠意を持って話し合いを続けることが、揺るぎない将来の約束を築く土台となります。

金運

複雑な債権回収や大規模な契約交渉など、時間と労力を要する困難な金銭課題の解決に向き合う局面を表します。安易な抜け道を探すのではなく、正規の手続きと客観的な証拠を揃えて粘り強く権利を主張することが重要です。手続きの労苦を惜しまず筋を通した交渉を続けることで、正当な経済的権利を確実に守ることができます。

参考資料

原文

小象伝

艱貞に利ろしくして吉とは、未だ光大ならざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

乾の音は干。胏は緇美の反。

胏は肉の骨を帯ぶる者、胾に通ず。周礼に獄訟は鈞金束矢を入れて然る後にこれを聴く。九四は剛を以て柔に居り、刑を用ふるの道を得、故に此の象あり。噬む所愈よ堅くして訟を聴くの宜しきを得るを言ふなり。然れども必ず艱難正固に利ろくして則ち吉なり、占ふ者に宜しく是の如くあるべきを戒むるなり。

伊川易伝爻辞

九四は君に近き位に居り、噬嗑の任に当たる者なり。四は已に中を過ぐ、是れ其の間愈よ大にして刑を用ふること愈よ深きなり。故に乾胏を噬むと云ふ。胏は肉の骨に連なる有る者なり、乾肉にして骨を兼ね、至りて堅く噬み難き者なり。至りて堅きを噬みて金矢を得、金は剛を取り矢は直を取る。九四の陽徳は剛直にして、剛直の道を得たりと為す。剛直の道を用ふと雖も、利は其の事に克く艱み其の守りを貞固にするに在りて則ち吉なり。九四は剛にして明体、陽にして柔に居る。剛明なれば則ち果に傷つく、故に難を知るを以て戒む。柔に居れば則ち守り固からず、故に堅貞を以て戒む。剛にして貞ならざる者あり、凡そ剛を失ふ者は皆貞ならず。噬嗑に在りては四最も善と為す。

伊川易伝小象伝

凡そ未だ光大ならずと言ふは、其の道未だ光大ならざるなり。艱貞に利ろしと戒むるは、蓋し其の足らざる所なり、中正を得ざるが故なり。六五。乾肉を噬みて黄金を得、貞厲なれば咎なし。

五は卦に在りて愈よ上にして乾肉を噬むと為し、反りて四の乾胏より易き者は、五は尊位に居り、上に在るの勢いに乗じて以て下に刑す、其の勢ひ易きなり。卦に在りて将に極まらんとす、其の間の為ること甚だ大にして、嗑し易きに非ざるなり、故に乾肉を噬むと為すなり。黄金を得とは、黄は中色、金は剛物なり。五は中に居り中道を得たりと為し、剛に処りて四剛を以て輔く、黄金を得るなり。五に応無くして四は大臣の位に居り其の助けを得るなり。貞厲なれば咎なしとは、六五は中剛に処ると雖も然れども実は柔体なり、故に戒むるに必ず正固にして危厲を懐けば則ち咎無きを得るを以てするなり。柔を以て尊に居りて噬嗑の時に当たり、豈に貞固にして危懼を懐かざるべけんや。

周易注爻辞

陽爻を体とすと雖も、陰の主と為り、履むに中を獲ずして其の非位に居る、斯れを以て物を噬めば物も亦た服せず、故に「乾胏を噬む」と曰ふ。金は剛なり、矢は直なり。「乾胏を噬む」て剛直を得、以て艱貞の吉に利ろしとすべくも、未だ以て通理の道を尽くすに足らざるなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、「乾胏を噬む」とは、乾胏は是れ臠肉の乾きたる者なり、履むに中を獲ず其の非位に居り、斯れを以て物を治むれば物も亦た服せず、猶ほ「乾胏を噬む」が然るがごときなり。「金矢を得」とは、金は剛なり、矢は直なり。刑して物を服せしむる能はずと雖も、能く其の剛直を得るなり。「艱貞に利ろしくして吉」とは、既に剛直を得、艱難を利益とし、貞正を守るの吉なり、猶ほ未だ通理の道を光大ならしむる能はず、故に《象》に「未だ光ならず」と云ふなり。

出典