周易本義爻辞
卦の六爻は皆天雷無妄なる者なり。六三は正しきを得ざるに処る。故にその占に遇う者は故無くして災あり。行人の牛を牽きて去るに、居る者が反りて詰捕の擾に遭うがごときなり。
第3爻
六三:无妄の災。或いはこれを牛に繋ぎ、行人の得、邑人の災なり。
六三は陰柔にして位正しからず、外部の突発的な要因や他人の過失に巻き込まれる「無妄の災」を象徴します。理不尽な災難に見舞われやすい時だからこそ、冷静さを保ち事実関係を整えて無用な拡大を防ぐことが肝要です。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 25 无妄 — 第3爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/25/3
下卦の極みに位置する六三は、自らに過失がないにもかかわらず外的な偶然によって損害を被る境遇に置かれます。爻辞に記された「旅人が牛を得て、村人が災いを受ける」という譬えは、外部の出来事で思わぬ濡れ衣を着せられる理不尽さを表しています。之卦の天火同人は、孤立を避けて公正かつ公明正大な対話を通じ、周囲の理解と連携を得て危機を乗り切る道を示しています。一言で言えば、理不尽な巻き添えに直面しても感情的にならず、事実に基づき冷静に対処することが身を守ります。
他者の不始末のしわ寄せや、取引先の急変、組織の責任転嫁など、不本意なトラブルに巻き込まれやすい局面です。感情的に反論したりパニックに陥ったりせず、客観的な記録や証拠を整理し、正規の手続きに沿って自らの責任範囲を明確にすることが肝要です。冷静で透明性の高い対応を維持することで、信用失墜を回避できます。一言で言えば、理不尽なトラブルには冷静な証拠提示と手続き遵守で対応し、毅然と自衛を図ることが最善です。
二人の関係そのものに原因はなくとも、外野の噂話や家族・友人の介入によって思わぬ波風が立つ恐れがあります。第三者の無責任な言動に惑わされて互いを疑うのではなく、二人で率直に話し合い誤解を早期に解く姿勢が求められます。外の雑音に負けない信頼を確認し合いましょう。一言で言えば、周囲の雑音や誤解に振り回されず、二人で落ち着いて事実を共有し信頼を守り抜くことが大切です。
予期せぬ備品の故障や突然の出費、他人の金銭トラブルへの連帯責任など、突発的な損失に警戒が必要です。古典的な戒めでは、この局面での安易な連帯保証や資格の貸与、曖昧な共同出資は厳に慎むべきとされています。予備資金を手元に確保し、契約関係の境界線を厳密に見直すことが身を守る防波堤となります。一言で言えば、他人の金銭の揉め事には一切関わらず、突発的な支出に備えて手元資金を固めておくべき時です。
行人は牛を得、邑人は災なり。
周易本義爻辞
卦の六爻は皆天雷無妄なる者なり。六三は正しきを得ざるに処る。故にその占に遇う者は故無くして災あり。行人の牛を牽きて去るに、居る者が反りて詰捕の擾に遭うがごときなり。
伊川易伝爻辞
三は陰柔を以て中正ならず、是れ妄を為す者なり。また志は上に応ず、欲なり、亦た妄なり。天雷無妄の道においては災害と為すなり。人の妄動するは欲有るに由る。妄動して得るも亦た必ず失うことあり。たといその利とする所を得せしむるも、その動きて妄なるは失うこと已に大なり、況んや復た凶悔これに随うをや。知者は妄の得るを見るや、則ちその失の必ず称(かな)うを知るなり。故に聖人は六三の妄あるの象に因りてその理を発明して云く、「無妄の災、或いはこれを牛に繋ぐ。行人の得は邑人の災なり」と。言うこころは、三の妄を為すが如きは、乃ち天雷無妄の災害なり。設使得る有るもその失は随いて至る。或いは牛を繋ぐが如しとは、或いは設或(もしも)と謂うなり。或いは牛を繋ぎ得て、行人はこれを得て以て得る有りと為すも、邑人は牛を失うは乃ち是れ災なり。借使邑人馬を繋ぎ得て、行人は馬を失うも乃ち是れ災なり。得る有れば則ち失う有り、以て得と為すに足らざるを言うなり。行人と邑人とは、ただ得る有れば則ち失う有るを言うのみにして、彼己と為すに非ざるなり。妄りて得るの福は災も亦たこれに随い、妄りて得るの得は失も亦たこれに称う、固より以て得と為すに足らざるなり。人能くこれを知らば、則ち妄動を為さざらん。
伊川易伝小象伝
行人の牛を得るは乃ち邑人の災なり。得る有れば則ち失う有り、何ぞ以て得と為すに足らんや。
周易注爻辞
陰を以て陽に居り、行い謙順に違す、是れ「天雷無妄」の災を為す所以なり。牛は稼穡の資なり。二は耕さずして獲るを以て「往く攸有るに利し」、而るに三は不順の行いを為す。故に「或いはこれを牛に繋ぐ」とは、是れ有司の獲る所と為り、彼の人の災と為る所なり。故に「行人の得は、邑人の災なり」と曰う。
周易正義爻辞
「六三」より「人之災」に至る。
正義に曰く、「天雷無妄」の世、邪道行われず。六三は陰にして陽位に居り、その正道を失い、行い謙順に違して臣範に乖く。故に「天雷無妄」の災を為す所以なり。牛は稼穡の資なり。六三は耕事を僭為し、唱始の道を行い、王事に順わざるの行いを為す。故に有司或いはその牛を繋ぎ、これを制して妄造せざらしむ、故に「或いはこれを牛に繋ぐ」と曰うなり。「行人」とは、有司の義なり。有司その牛を繋ぎ得るは、是れ「行人」これを制して功を得るなり、故に「行人の得」と曰う。彼の三に居る者は、是れ邑に処る人の耕事を僭為し、その災罰を受くるなり、故に「行人の得は、邑人の災なり」と曰う。
周易正義小象伝
正義に曰く、「行人の得」の義を釈す。行人の得る所を以て、牛を得るを謂うなり。此れは則ち牛を得、彼れは則ち災と為る、故に「邑人の災」と云うなり。
一撮金爻辞
六三・三爻・下下:浅水に波瀾起こり、平地に荊棘生ず。言語虚にして参商、猶お恐る的確無からんことを。