周易本義爻辞
「弧」の音は胡。「説」の音は吐活の反。「媾」の音は古豆の反。
睽孤とは、六三が二陽の制する所となり、己は剛を以て明の極・睽の極の地に処し、また自ら猜狠にして乖離するを謂う。「豕の塗を負うを見る」とはその汚れたるを見るなり。「鬼を一車に載す」とは無を以て有となすなり。「弧を張る」とはこれを射んと欲するなり。「弧を説(と)く」とは疑い稍(やや)解くるなり。「寇に匪ず婚媾なり」とはその寇に非ずして実に親しきを知るなり。「往きて雨に遇えば吉」とは疑い尽く解けて睽合するなり。上九の六三におけるや先には睽きて後には合す。ゆえにその象と占いは是の如し。